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「シャニダールの花」レビュー☆

2013年07月27日 22:32

「シャニダールの花」レビュー☆

綾野剛、黒木華主演他。極少数の限られた女性の胸にだけ、見たこともない世にも美しい花が咲くという不思議な現象が起こっていた。満開時に採取されたその花の成分は、画期的新薬開発に繋がるとされ、億単位で取引されていた。シャニダール研究所に勤務する植物学者の大瀧(綾野剛)とセラピストの響子(黒木華)。日々、研究に追われている彼らの氏名は、提供者の胸に芽吹いた花を育て、一番美しい形で採取させることであった。次第に恋に落ちていくふたりだが、花を採取する時に、提供者の女性が謎の死を遂げる事件が相次ぎ、大瀧は、研究所に不信感を抱き始める。一方、響子はそれが危険な花だと知りながらも、その花の魅力にのめり込んで行く。互いに惹かれ合っていた二人の運命歯車が、少しずつ、狂い始めていた・・・。人の胸に寄生するその花は、ふたりの愛さえも狂わせるのかー。

3/10点!!ファンタジーという名の虚構。綾野さんが、ファンタジーリアルに見せなければいけないと言ってましたが、真に迫るリアルな面白さは感じられないお話でした(>_<) 前半は、億単位の値段が付く花、提供者の謎の死、主人公を巡る三角関係など、面白要素を沢山散りばめ、スピード感ある展開で、この先どうなるんだろう?と、引き付けられますが、途中から、花の謎より二人の恋愛メインになってしまい、億単位の花やスパイや、その提供者たちは、どうなってしまったのだろうと、消化不良のまま、物語が進むので、いまいち入り込めませんでした。大瀧が、花と響子に振り回されて、夢か現実かというシーンも、繊細に変化していく感情と、無駄に多いイメージ画が噛み合っていなくて、作り込み過ぎていて、逆に、荒が目立ってしまっていて、残念でした。黒木華ちゃんは、見た目地味だけど、しっかりした演技をする子だなぁと思いました。きっと、ラストを描きたかったがための過程なのだなというくらい、凄い勢いでラストを見せ付けられますが、それまでに突っ込みどころがあり過ぎて、物語に集中出来ないですし、それを補えるほど、綾野くんはまだ上手くなくて、う~んという感じでした(´~`) 人の心が花という形になると初期設定がベストなだけに、それ以上のものは作れなかったのかなと思いました。2013年公開。

このデジログへのコメント

  • ユリ 2013年07月29日 09:46

    > GRAYさん
    前半良かったのに、後半寝そうになるって貴重な体験をしましたw

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