- 名前
- イチゴちゃん
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 毎日元気に働いてます ゆっくりだけど、はっきり喋ります^^ 嫌がらせを受けていたの...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
私が病気で歩けなくなったときの話
2012年12月18日 01:41
以前、ばい菌が侵入して足に炎症が起き
一時期歩けなくなった時がありました
ほとんどの介護を彼にしてもらっていました
当時の彼の日記を、綴ります
お見苦しい点がありましたら、スルーしてください
(6月21日)
連絡があって、病院に行ってきた
破傷風に似た症状らしく、しばらく抗生物質で対処するそうだ
本人はケロっとしている
明日には帰ると騒いでいるが
しばらくゆっくり入院させたい
(6月22日)
入院生活に早くも飽きているようだ
「看護師さんの恋愛相談に乗ってた」そうで
フロアの看護師さんの恋愛事情に詳しい
それよりも、早く元気になってな
(6月23日)
医師に退院させてくれとお願いしているようで
「自宅での生活の介助の仕方」を教わった
排泄、お風呂の手伝い、外出時の注意事項
覚えることはたくさんある
帰りたいというのに、帰るななんて言えない
俺が、頑張る
(6月24日)
久々のアパート
本人は満足そうだ
だが、できることは限られてくる
お袋から連絡があって、しばらく面倒みようかと
申し出てくれた
圭子に明日聞いてみる
(6月25日)
排泄はできるが、紙で拭くことが難しいようだ
呼ぶように言ってあるが、意地でも呼ぼうとしない
心配で無理やりドアをあけたら
苦痛そうに自分で排泄処理をしていた
辛い時は言ってくれ
(6月26日)
トイレに行く回数を減らそうと
飲み物をほとんど口にしない
荒療治だが、強引に排泄の介助をして
慣れさせる
(6月27日)
必死に足をマッサージしていた
早く歩きたいだろうな
足がむくんで、赤くなっている
「見せたくない」って理由で
スカートを履かなくなった
俺がマッサージする
(6月28日)
友達の恋愛相談に電話で答えてた
一所懸命に答えている
電話の間ずっと足をマッサージした
やっと、少しだけ笑った
治らないわけじゃないんだぞ
(6月29日)
痛みがだいぶ和らいだようだ
「1分だけ」の約束で、支えありで立つのを手伝った
「生まれたてのお馬さんみたいだよ」
足をプルプルさせているのが、そう思えるようだ
こんなときに、俺を笑わせなくていいぞ
(6月30日)
足のむくみが引いてきた
赤くなっているのはまだおさまらないが
大分良くなってる
「玄関で、外を見ながら過ごしたい」
椅子を準備して、2階に迎えに行こうとしたら
自力で階段をゆっくり降りてきた
「大丈夫だよ、お仕事いってらっしゃい」
心配だったが、満足そうな笑顔で
すべてわかった
(7月1日)
ひざが硬くなってしまったようだ
ゆっくり曲げると苦痛の表情をする
「薬で散らすことはできるが、副作用で肌が荒れる」
女の子にそんなことを言えない
「じっくりマッサージして、菌を体外に出すのが最善」
それを信じて、頑張ろう
(7月2日)
ボソっと言われた
「足、汚くなっちゃったら嫌だよね?
ごめんね…」
なんで謝るんだろう
明日、元気になるように頑張ろう
(7月3日)
会社を休んだ
圭子を車に乗せて、買い物に出かけた
車から降りない圭子を
抱っこしてお店に連れて行った
欲しがってたジーンズ
似合いそうな帽子
ちいさな向日葵の花束
買いそろえた
恥ずかしそうにしていたが
ずっと笑顔だった
もっと笑ってくれ
(7月4日)
わざと、ファッション雑誌を買って来てみた
夕食を作っている間、横でひたすら読んでいた
「次は私がオファーもらう!」
やっと、治そうって思ってくれた
明日から頑張ろうな
(7月5日)
一日ずっと関節を曲げるトレーニングをしていたようだ
ゆっくりだが、階段を下りて出迎えてくれた
「今日から、また私がご飯作るね」
そんなのは気にしないでいい
いつも笑顔でいられるように
俺が頑張る
(7月6日)
約束をした
「もし、あと2週間で治ったら
海に連れて行って」
お安い御用だ
回らない寿司も付けると言ったら
関節を曲げながら「お寿司!お寿司!」
約束は守るって・・・
(7月7日)
今日も出迎えてくれた
だんだん違和感なく歩けている
ただ、筋力が落ちているようだ
体重は37キロまで落ちていた
「大丈夫!お寿司でもとに戻る」
だから、約束は守るよ
(7月8日)
同じアパートの女の子と
外でケンケンパをしていた
もうジャンプできるようになったのか?
「リハビリです」
無理するなよ
(7月9日)
足の色が治ってきた
「またスカート履けるよ」
嬉しそうに報告してきた
今日から温野菜にした
頑張って菌を出しちゃおうな
(7月10日)
俺の身体を気遣ってか
「エアコンつける?」と聞いてきた
まだ寒くすると足が痛むことを
俺は知っている
汗かきでも、暑さは我慢できる
ありがとう
(7月11日)
風邪をひいた
食欲もなく、吐き気がする
「大丈夫?大丈夫?」
ずっと看病してくれたようだ
冷たいタオル、氷枕
圭子自身が俺の上に乗っかって、眠っていた
ただいま午前4時
お前が大変な時なのにごめんな
もう治ったから
(7月12日)
自転車に乗れるまで回復したようだ
「筑波山まで行ってきた」
うれしそうに、饅頭をくれた
「風が心地よかったよ~」
俺も、お前の笑顔が心地いい
(7月13日)
帰ったら水着をつけていた
(どうした?)と尋ねたら
「来週、海行こう!」
もう冷たい水は痛く感じないのかな?
変なお店みたいだ
水着でご飯、食べた気がしない
(7月14日)
病院で検査を受けてきた
「経過良好、菌の繁殖も見られず」
どうやら菌は排出されたようだ
満面の笑顔で抱きついてきた
やった、守れた
(7月15日)
海の準備をしていた
気が早いだろ?
「浮輪と♪シート♪お弁当♪爽健美茶♪
唐揚げ♪ちくわ♪ジュース♪爽健美茶♪」
なんだその替え歌は!?
(7月16日)
ストレッチを普通にできるようになっていた
「身体硬いと怪我するよ~」
お前より俺のほうがやわらかいぞ
「関取さんは柔らかいでしょ」
ケンカ売ってるのか?
でも、許す
(7月17日)
記念日じゃないけど、ケーキを買って帰った
大きな目、ケーキでもっと大きくなった
ショートケーキ、モンブラン、タルト
いっぱいいっぱい食べてくれた
良かった、嬉しそうで
(7月18日)
マッサージしてあげると言ってくれた
お言葉に甘えまして、と横になったら
ずっとずっと、全身をマッサージしてくれた
「ありがとう。いっぱいありがとう」
笑顔でマッサージしてくれた
俺もありがとう
(7月19日)
海が待ち遠しいようだ
夜中に何度も時計を確認していた
もう午前3時
寝ないと明日疲れちゃうぞ
頭をなでたら、子供のような顔で眠った
大丈夫、晴れるよ
(7月20日)
海に来た
シート広げてお弁当広げて
すぐにご飯を食べていた
近くの男も女もお前を見ていた
俺も見ていた
写真、いっぱい撮った
全部笑顔で嬉しかった
(7月21日)
海の写真をプリントしてた
俺の写真が少ないと落ち込んでいた
お前の笑顔だけでお腹いっぱいだ
また海行こうな
およそ1カ月、炎症で歩行不能になっていた時の日記です
細かく書いてありました
海のために必死に治したのを思い出しました
日記、読ませてくれてありがとう
このデジログへのコメント
心温まりました。
読ませてくれて、ありがとうm(_ _)m
笑顔一杯の日記ありがとう
良い名前ですね…僕の初恋のひともそんな名前だったなぁ
凄いね、愛を感じますね
関わる人によっては、その人の人生をも左右する
本当に素敵な人と出逢いましたね^^
読ませて頂いて泣けてきました。何故、良い人は早く亡くなるんでしょう貴女にピッタリの彼だったのに…
こわい。病気は嫌だね。
やべぇ。泣ける。
彼に会って話したかったな~
コメントを書く