- 名前
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人とのつながりを得るための投資
2006年10月18日 23:47
無料通話がダダ余りだ。
毎月毎月、携帯電話の無料通話分を使い切らないまま月をまたぐことが当たり前のようになっている。今月なんてもう下旬に入ろうとしているのに、まだ294円分しか利用していない。しかもそれは繰り越しサービスで持ち越した先月の分からだ。今月分の無料通話はまるまる残っている。
俺はNTTドコモのプランSSという契約で携帯電話を利用している。基本料金が税込み3,780円で、30秒あたりの通話料は21円であり、無料通話が1,050円分付加されるという一番安い契約プランだ。
無料通話という名前がつけられているが、電話とメール(パケット)で共用するので、実質的には無料で通信ができるサービスの限度だ。当月の通信を無料通話内に収めることができれば基本料金だけで済む。しかしそれを超過してしまうと「余計な」使用料を支払うことになる。なんとか無料通話のうちに収めようとしたり、通話料を安くして無料通話分も増やすために契約プランのグレードを上げるのは利用者の知恵といえよう。
ただ、無料通信が多く余るということを言うと、電話あるいはメールをする相手のいない寂しい人というように捉えられかねない。おかしな話だ。
金食い虫である携帯電話の利用頻度を交友関係の密度にすり替えるのは、それだけケータイコミュニケーションに無意識のうちに依存しているからなのだろう。
言うまでもなく、携帯電話の利用料金は高い。1分あたりの通話料がおよそ40円というのは何の冗談か。公衆電話なら10円だ。当たり前のように貪られるパケット料も意味がわからない。パソコンで行うインターネットやメールの各種通信では情報量で課金がなされることはない。
携帯電話の料金が高いのは日本独特の販売慣習が原因のひとつとされている。次々と高機能化が進められる新機種競争は止まることを知らず、半年前のモデルが古いものとされる有様だ。新機種の価格帯は25,000~30,000円あたりになるが、これでも安くしてあるそうだ。コストに見合った価格にしたのでは高すぎて売り物にならず、携帯電話会社が販売店へ奨励金として端末価格を一部負担し、その分を通信料金に上乗せして回収している。まあ、それだけではないだろうが。
サービスの対価を払うのは当たり前だが、そういった事情を知ると料金を払うのがばかばかしくもなる。確かに時や場所を選ばずに人とコンタクトの取れる携帯電話は機能的であるが、それだけである。しかしそれでも、このコミュニケーションツールが生活から姿を消すとは考えがたい。携帯電話が普及した理由は利便性だけではないだろうから。
金をつぎ込んでまで人との「つながり」を求める社会ではないと言えようか。
1日に何十通もメールをしたとか、何時間も電話をしたと自慢する人もいる。待ち受けが日常的な俺から見ればすごい話だ。でも、もっと他にやることはないんだろうかね。
このデジログへのコメント
夫婦揃って毎月かなりの無料通話を繰越中。えりは彼氏が居ない時は電話もメールもあんまりしないし(泣)
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