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ナフタリン少年

2012年10月05日 01:34

短編ナフタリン少年ネタ目も

主人公はAは大阪で働く25歳の男性
アル中の父親から離れて生活している
父親が死んで葬儀の準備のために七年ぶりに
家に帰る。母親が遺品の整理をしており
タンスを開けるとそこに少年が入っていた。
その少年は十歳くらいである。
そして彼以外の人間には見えない。

少年の正体は彼自身の満たされなかった子供心
なのである。彼は子供の頃の自分と対話して行くうちに父親との思い出を思い出して行く。
恨みしかなかった彼は徐々に父親への感情を
変化させて行く。主人公は子供の頃の自分を
納得させることで過去に踏ん切りをつける。
そして少年も消える。