- 名前
- リュウ リュウ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 49歳
- 住所
- 埼玉
- 自己紹介
- 人間は中身ですよねって強がってみたりする。 かと言って、自画自賛する程、ナルシストで...
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本当にあった 不思議な話
2012年02月24日 12:45
それは、それは昔の話
僕が、二十歳そこそこだった頃に、体験した不思議な話
実は、大学を卒業してから、IVSテレビ制作と言う会社に入社しました
今は、『ネプリーグ』や『鉄腕ダッシュ』を作っているから、それなりにテレビ業界ではメジャーな会社だよ
当時は、『元気が出るテレビ』や『ねるとん紅鯨団』といった、バラエティーを代表する番組でスマッシュヒットを飛ばしていたので、その業界を目指す学生の中では、一番人気だったんだよね
テリー伊藤(伊藤輝夫さん)がこの二つの番組の総合ディレクターを勤めていて、その会社で専務に就いていました。
そんな訳で、伊藤専務の下で働きたいと思う学生は、もの凄い数だったんだよね
募集人員が6名のところに、8000名もの募集があったの…
筆記試験や、ディスカッション形式の面接で、どれだけ、ラジカルな発想も持っているのか試されたんだよね
僕が、秀でた才能を持っていたとは、思わなかったけれど、8000分の6に入っちゃった
で、大学四年生の10月から、アルバイトで働きだしたんだけれども、3日で3人が来なくなって、僅か1週間で、僕、ひとりぼっちになっちゃった
一見、楽しそうにも見えるけど、実はかなりハードな仕事で、1週間に帰れないのは、当たり前。お風呂に行く時間もないものだから、身体から異臭を放っていたよ
その時に、『酔っ払いインタビュー』や『下手くそのど自慢』など、今では、よく目にする企画を考えついたのは、何を隠そう、この僕です
テリー伊藤が、独立してロコモーションという会社を作ったのもこの頃のお話。
両親は、僕がその様な、浮わついた業界に入ることは大反対だったけど、無理矢理押し切って、入社したから、辞めるわけにはいかなかったんだよね
4月が来て、正社員になり、企画会議に参加し始めたんだけど、伊藤専務からは『お前の企画は、四畳半でミカン箱に向かって、しこしこアイデアを練っている連中と同じだ。お前は、住んでいる世界が彼等とは違うんだから、もっと明るくて、人の心を暖かくする様な企画を持って来い』って言われ続けていました
基本的には、外見とは裏腹に、ミカン箱の人種と何ら変わりがない性格と自覚していたから、かなりハードルが高くて、その当時の自分では、越えることの出来ない壁に、ぶつかっちゃった
今、思えば『あいのり』みたいな企画を期待されていたんだと思うんだよね
で、話をもとに戻すと、5月4日(連休の真ん中)に、DISCOを借りきって、高田純次を主催とする、250人規模のダンスパーティーを独りで、仕切ることになったのさ。
インターネットなんて、その頃は無かったから、ぴあに代表されるような、情報雑誌に、片っ端からコンタクトを取って、只(業界では、ロハと言います)で、広告を載せて貰いました。
でも、中々人が集まらなくて、結局、学生時代のサークルの仲間に頼みこんだり、仕事が終わってから、単身新宿のDISCOに行って、女の子に声を掛けまくって、集めたんだよね
それだけ頑張ったにも関わらず、集まった人数は200名弱
当時の上司からは、250名、集客出来なければ、お前をボコボコにすると、本気で言われていたから、どうしても、その翌日に会社に行く気が起きなかったの…
パーティーの翌日、を普通に出たあと、親に対しても無理矢理押しきって就職をした手前があるから、弱音を吐くことが出来ずに、蒸発することにしたんだよね
その時、何を思ったかは思い出すことが出来ないんだけれど、京都の化野念仏寺(水子供養)に行ったんだ
そして、取り敢えずお祈りをしてきた。
1週間ほど、失踪を続けていたんだけど、いつまでも逃げ回っているわけにもいかないと思い、公衆電話から、に電話したんだよね…
それは、僕の想像を絶するくらいに、親は心配していたから、すぐに帰ってくるように言われたんだ
それでね、に帰ったら、不思議なことが…
お袋の部屋に、ミルクの入った哺乳瓶があったの…何故って不思議に思ったんだけども、その時は、訊いてはいけないと感じたんだよね…
後に、兄貴から教えて貰ったんだけど、実は兄貴と僕の間には、もう1人兄弟がいたんだそうです(初耳)。でも、事情はわかないけれど、流産したんだって。
山口県にいる、おばあちゃんが、僕の身を案じて、地元で有名な祈祷師に霊視してもらったそうな。
その内容は、
『流産した子供が、自分があまりにも構って貰えないから、次男に(僕に)乗り移って、お母さんを苦しめています、毎日、哺乳瓶にミルクを入れて、拝むようにしなさい』
と言うもの…
それで、御祈りを始めた、その日に、僕から電話が入ったそうです
不思議な話でしょ
ちょっと長かったよね
おしまい
このデジログへのコメント
すごい話ですね今もその会社で働いてるんですか?
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