出会い系講座第4回　ファーストメールは無難なもので構わないと思います。

今回はファーストメールについてです。ファーストメールの書き方には本当に色々な考え方があると思いますが、僕がNOELと「NUDE」で最も多用している雛形について、その構造と考え方を説明してみたいと思います。おそらく非常に無難であり、オーソドックスなやり方だと思いますので、出会い系サイトに取り組み始めたものの、ちっとも返信がもらえなくて困っているという方には参考にしていただけるやり方ではないかと思います。
ラブサーチは、僕はもう随分と契約していないのですが、契約中は同じ雛形を利用していました。

いきなり雛形と書きましたが、ようするにコピーメールのことです。コピーメールを送っても、それを読んだ女性はコピーメールだと分かってしまうから、コピーメールを送るのは無駄です。メールは一通一通きちんと書きましょう、なんてことがよくいろんなところで書かれているのを目にしますが、そんな指摘を真に受けてはいけません。上記のサイトにおいては女性にはメールが殺到しているのであり、誰がどんなに心を込めたメールを送ったところで、返信をもらえる可能性は低いはずです。そんなサイトで一通一通相手によって違った内容のメールを認めるのは時間の無駄であって、メール相手を確保するためには、数を送ることがどうしても必要になってきます。
それに、上記のサイトではしっかりと自己紹介を書いている女性は少なく、プロフィールには数文程度の短いコメントしか書かれていない女性が多数派であるといってよいかと思います。そのような情報の極めて希薄なプロフィールに対してどんどんメールを送っていかなければならないわけですから、それにはコピーメールを送るしか方法がありません。女性のプロフィールがしっかりと書かれたものであれば、それを読めばおのずと書きたいファーストメールの文案が頭に浮かんでくるものですが、ろくに情報のないプロフィールに対しては、それをいくら眺めたところで何を書いていいものかわからないのが当然であって、メールなんて書けるはずがありません。さっさとコピーメールを送りましょう。

ただし、読んだ女性がコピーメールだと感じるようなメールを送ってはいけません。コピーメールっぽいと感じた女性は、それに対して返事をする気にならない場合が多いのが当然でしょう。上記のサイトに女性として登録し、男性から送られてくるファーストメールを研究された方ならおわかりのことだと思いますが、さっと読んだだけで、コピーメールに違いないと分かってしまうメールがけっこうあったかと思います。コピーメールなんだけれど、コピーメールには見えないメールを送る必要があります。

コピーメールっぽく感じるメールというのは、長いメールだと思います。まったく知らない女性に対して初めて送るメールなんですし、多くの場合、女性はプロフィール上にたいして情報を公開していないわけですから、最初から熱のこもった長文メールを送信するのはきわめて不自然な行動です。そんなメールを受け取った女性は、不自然、怪しい、空気読めない、といった印象を持つ場合が多いのではないでしょうか。ファーストメールは長すぎてはいけないというのが僕の基本的な考え方です。長くなっても仕方がないのは、女性が多くの情報をプロフィールに記入していて、それについてきちんと触れたメールを書く場合だけです。

どうして自分にメールをくれたのかがわからないメールというのも、コピーメールっぽく見えます。出会い系利用歴の長い男性の方であれば、女性からもらったファーストメールを読んだときに、なぜ自分にメールをくれたのかわからない、プロフィールを読んでいないのではないか？これは多分業者だろう、なんて思った経験が必ずあるでしょう。それと同じです。女性のプロフィールに触れておらず、送信動機が分からないメールはコピーメールっぽく見えます。ですので、プロフィールを読んで、何かしらメールを送りたくなる理由があったから送ったのだということを、ファーストメールを読んだ女性が分かるようにしておく必要があります。

また、ファーストメールのなかに自己紹介を書き入れている男性がけっこういますが、それもコピーメールっぽく見えるという理由で、僕はやっていません。ファーストメールの中には自己紹介を書いておいてほしいという女性の意見を、僕もインターネット上で見たことがありますので、そういう女性の要望に答えるかたちでやっておられることなのでしょうが、僕はコピーメールっぽく見えてしまうという点、出会い系サイトに慣れた男性に見えてしまうという点が問題だと思います。自己紹介はプロフィールに書いてあるわけですから、メールには本来書く必要はないはずです。

僕が普段用いている雛形は次のような構成になっています。
１、挨拶
２、メールを送った理由
３、メールしませんかというお誘い
４、お返事よろしくお願いします的なお願い
５、質問

１、３、４は完全なるコピペで済ませています。それぞれ１文か２文程度のあたりさわりのないものだとお考えください。２番と５番は女性のプロフィールに応じてその都度書き換えています。
重要なのは２番で、きちんとプロフィールを読んだこと、どうしてその女性にメールを送ったのかが伝わるように書いています。とはいっても、凝った文などまったく書いていませんし、難しいことなどまるで考えていません。そんな必要は全然無いと思っています。多くの場合、１～３文程度しか書いていません。相手のプロフィールが空欄だらけで書くことがない場合には、年齢が近い人と知り合いたかったからとか、年上が好きだからとか、感じの良さそうな人だと思ったからとか、適当なことを書いています。
５番は、女性が返信しやすいようにという目的で、簡単に答えられる質問を最後に書いています。仕事とか、彼氏はいるかとか、結婚しているかとか、そういう質問です。●●さんは、～～～ですか？というように相手の名前を入れています。
NOELと「NUDE」では題名を記入する必要がありますが、２番の一部分をコピーしたものや５番をそのままコピーして貼りつけることが多いです。

文体は、ですます調で自然な丁寧さを心がけています。知らない人に送るメールなのですから、ある程度丁寧な文体で書いたほうが、受けが良い場合が多いように感じています。出会い系サイト以外の場で、知らない人にメールを送ったり、初対面の人と会って会話をしたりする場合のことを考えてみれば、ある程度丁寧に接するのが当たり前でしょう。それと同じでいいのではないでしょうか。文面の丁寧さについては、年齢や相手の女性のプロフィールの書き方によって、ある程度はさじ加減を変えていったほうがよいとは思いますが、タメ口だらけのメールやチャラい文体のメールは、常識がない人、変な人、といったレッテルを貼られてしまい、すぐにゴミ箱行きになってしまうことが多いものと想像しています。ただし、ビジネス文書ではないのですから、あまり堅苦しすぎるのもおかしいですので、丁寧すぎてもいけないでしょう。

ここまで読んでくれたみなさんは、何の個性もない普通のメールじゃないかと思われたかもしれません。でも、それでもいいんです。こんなファーストメールでも、数を打っていればちらほらと返信がもらえ、実際に女性と会えています。
プロフィールはしっかりと書いておく。だからファーストメールは無難なもので構わない、というのがこのやり方の基本にある考え方です。
ファーストメールを読んでくれた女性には、とりあえずは、コピーではないメールをきちんとくれた人、まともそうな人、普通の常識をちゃんと持っていそうな人、くらいに思ってもらればそれでよい。そう思ってくれた女性がプロフィールを読んでくれて、プロフィールを読んでくれた女性のなかから、僕のプロフィールを気になって、メールしてみようと思って返事をくれる女性が出てきてくれればいいかなというわけです。

このやり方では、NOELと「NUDE」のほうが、ラブサーチに比べて返信をもらえることが多いです。理由は、単純に競争率の違いが大きいのかなと思います。

ポイント制携帯サイトでは、僕は自分からファーストメールを送ることはほとんどないのですが、手持ちのメール相手が少ない時に気になる女性のプロフィールを見つけてしまったときなどには、こちらからファーストメールを送りたくなってしまいます。そんなときには同じようなメールを送ることが多いのですが、ポイント制携帯サイトのほうが、よっぽど返信をもらえることが多いです。ですので、ポイント制携帯サイトでもこのやり方で構わないということだと思います。

女性として出会い系サイトに登録すると、かなり練られた文のファーストメールを送っておられる男性の方がたくさんおられることがわかります。そのようなファーストメールのほうがより多くの成果を挙げられるものなのかもしれませんが、そのへんは僕にはわかりません。