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映画「二百三高地」

2012年01月20日 18:09

結構古い映画です。昭和55年公開です。
https://www.youtube.com/watch?v=7YZAUe3ee2Y&feature=related

「君の祖国は日本と呼ばれる」
当時、日本が正しかった時代に作られた映画です。

反戦映画とか戦争賛美映画とか、そういったくだらないカテゴリーに入る映画ではないでしょう。同時期にTBS系列ドラマも放映されていました。

最近のものよりも、明らかに特撮もショボイのは間違いないと思います。CGとか無い時代ですから。
ただし、今の映像作品には絶対に見当たらないものがたくさんあります。
まず、血しぶきが飛び散る戦闘シーン。思わず目をそむけてしまうくらい激しいものです。
それと、近年のNHKなどがお得意の「戦はいやでございます」的なあからさまな反戦表現がないこと。
庶民側の小賀少尉松尾佐知とのシーンでさえも「生きて帰ってきてください」と言い、戦争に突入すると親露派のはずの小賀少尉さえも「ロシアは敵だ」と明言します。
時代背景をわりと正確に表現していることにも好感が持てます。

それと何と言っても俳優人の豪華さに尽きるでしょう。

第三軍関係
仲代達矢乃木希典
あおい輝彦(小賀武志)
新沼謙治木下九市)
湯原昌幸(梅谷喜久松)
佐藤允(牛若寅太郎)
永島敏行(乃木保典)

政府関係
森繁久彌伊藤博文
天知茂金子堅太郎)
野口元夫(大山巌
川合伸旺(小村寿太郎
久遠利三(桂太郎
須藤健(松方正義
吉原正皓(寺内正毅)
弘松三郎(山本権兵衛

大本営関係
神山繁山縣有朋
平田昭彦長岡外史)
若林豪(上泉徳弥)

土山登士幸(鋳方徳蔵)
民間人関係
愛川欽也(卯吉)
夏目雅子松尾佐知)
野際陽子(乃木静子)
赤木春恵(木下モト)

皇室関係
三船敏郎明治天皇
松尾嘉代(昭憲皇后

本編だけでも3時間強あります。でもそれを感じさせないだけの作品の魅力があります。

児玉源太郎役の丹波哲朗さんと乃木希助役の仲代達也さんの演技は壮絶です。

なかでも感動したシーンのひとつは、長男に続き次男を失った乃木大将が、ランプを消した部屋の中で泣くシーン。シルエットになった氏の目から流れる涙。
そしてクライマックスの、明治天皇陛下への報告のシーン。
泣き崩れる乃木大将明治天皇陛下のお姿は涙無くしては見れませんでした。



「君の祖国は日本と呼ばれる」

後世に残る名作だと思います。

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