- 名前
- ユリ
- 性別
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- 42歳
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- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「軽蔑」レビュー☆
2011年07月22日 00:30
高良健吾、鈴木杏主演他。軽蔑されるほど、人を愛し抜いたことはありますか?―夜の街で欲望のままに生きる男・カズ(高良健吾)と、歌舞伎町でダンサーとして生きる真知子(鈴木杏)。孤独な二人は、一瞬で恋に落ちた―。衝撃的なカズの情熱に流されるまま、二人はカズの故郷で新しい生活を始める。まじめに働くことを知らず、好き勝手に生きてきたカズは地方の資産家の一人息子だった。「ここじゃ、五分と五分でいられない」引き裂かれる想いで、カズの元を去る真知子。愛すれば愛するほど、運命が二人を隔てていく。重くのしかかる非情な現実から、逃れられるのか。運命によって引き裂かれても、互いを強く愛し抜く―。この世に軽蔑されても、愛さずにはいられない。破滅的で、命がけの純愛。
6/10点!!訳あって2回鑑賞しました。とにかく、主演二人の全身全霊の演技が、画面を通して、ビシビシ伝わって来る作品です。ずっと全力疾走で、走り続けて、どんどん苦しくなっていく、青春恋愛映画でもあります。始まった瞬間から、高良くん=カズで、彼の、どんな役でもすんなり馴染んでしまう天才ぶりと、カズというキャラクターがハマり役で、とても生き生きと、そこに、カズが存在していました。鈴木杏ちゃんも、舞台で鍛え上げた実力を十二分に発揮していて、ポールダンスシーンの、挑発的で迫力のある“伝える”演技は、圧巻でした。彼らの、疾走する息、汗の匂い、ヒリヒリする心の痛み、流れる涙が、とてもリアルに伝わって来て、廣木監督の作品は、「生々しい」と表現される事が多いですが、その意味が、とてもよくわかりました。まさに「生」映画です。歌舞伎町や日本のどこかに、二人がいるのが、当然のような気がしてきます。未熟な二人が、がむしゃらに強い感情をぶつけ合う感じも、良かったです。脇を固める俳優陣も良かったです。特に、父親役の小林薫さんが、素晴らしかったです。忍成くんのキスシーンは、相変わらず超セクシーで、ヤラれました(*>▽<*) 愛だけしか見えなくなって、相手しかいらなくなる恋愛なんて、終わりは見えてるけれど、それだけ人を愛せる事が羨ましくもあり、真知子のように、常に強くあり続けることは、自分には出来ないなとも思いました。内容的には、DVDで良いですが、俳優陣の演技は、大画面で観る価値ありです(^^)2011年公開。
このデジログへのコメント
> くらきさん
蜷川さんの舞台をよく見てるので大人になる過程を見ている感じです(^^)でもキスシーンとかは勢いありすぎて舞台っぽいところが何か所がありました。
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