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回文和歌の作り方
2011年06月24日 21:14
ご無沙汰です。体調不良ゆえ!
さて、回文和歌です。基本は中心部の作成。ここで、重要なのは31文字なのでド真ん中は16文字目。ところが、そこは、5・7・5・7・7の第三句域の4文字目なんですよ。
実例で解説します。たとえば「みなみ」を考えると次の文字が中心・・・で、その次は「み」と決まっています。つまり「みなみのみ」・・で、次の7文字のはじまりは「なみ」。
「波」の次の5文字を逆さ読みが成立するように決めてゆきます。たとえば、「にみゆるな」逆さ読みは「・・なるゆみに」
ここまでを整理すると、
「・・なる弓に 南のみ 波に見ゆるな」です。次に「・・なる」を決定。「神なる」としてみます。
「神なる弓に 南のみ 波に見ゆるな みか・・・・・」
だいぶ見えてきました。最後の7文字の「みか」に続く5文字を逆さ読みが成立するように組み立てます。たとえば、「みからとびこむ」漢字に直すと「身から飛び込む」逆さ読みは「むこびとら かみ」
「婿人ら 神なる弓に 南のみ 波に見ゆるな 身から飛び込む」・・・これで、完成なのですが・・・例によって、細かいテクニックを使います。「南」を「南海」と書いて「みんみ」と読ませる。すると、
「婿人ら 神なる弓に 南海のみ 波に見ゆるな 身から飛び込む(むこびとらかみなるゆみにみなみのみなみにみゆるなみからとびこむ)」
それらしい意味の整合性を加えて、完成。
多少難しいですが・・お試しあれ。
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