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★回文和歌の作り方3

2011年07月05日 00:21

★回文和歌の作り方3

昨日の続き・・ではありませんが・・中心の5文字『菜の花は』としてみました。・・やや、季節外れですが・・。


従って次の7文字、『のな・・・』。一発ひらめきで『野、泣くがごとし』としてみました。逆さ読みは『しとごがく』・・なんのことやら・・。こう言う場合、暫く、『しとごがく』『しとごがく』などと唱えてみたりします。繰り返していたら『四と五が九』!!なるほど、計算あってるし。ひらめきは大事ですよ。


さて、ここまでを整理すると『四と五が九 菜の花は 野、泣くがごとし』・・となります。『野が泣く』って、どう言う状態を言うのか・・と、思って、想像してみたのですが・・多分、朝露とか。・・で、試しに『たまつゆ』としてみました。つまり。『また、四と五が九』で2節目完成。そして、1節目の終わり2文字が『・・・ゆつ』。5節目7文字のはじめ4文字が『たまつゆ』。


ここまで来ると・・もう、勢いだけですね。基本、あと3文字とその逆さ読みだけですから。


整理してみます。『・・・ゆつ また、四と五が九 菜の花は 野、泣くがごとし 玉露・・・』。おかしなもので、暫く眺めていたり、声に出して読んでみたりしているうちに、答がでて来るものです。『玉露見たか』・・逆さ読みは『かたみゆつ』漢字に直して『形見ゆつ』。・・ここには、2つの意味がありそうです。単純に、『形を見ている』と『遺品としての形見を見つけた』みたいな・・。




『形見ゆつ また、四と五が九 菜の花は 野、泣くがごとし 玉露見たか(かたみゆつまたしとごがくなのはなはのなくがごとしたまつゆみたか)』




何だか、意味深長な一首になってしまいました。中央の『菜の花は』を決めた段階では、想像出来ない仕上がりに、本人が驚いています。・・・いやー、面白いですね。

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