増加する熟年離婚。危険度の高い夫婦は？（４）

夫婦二人の共有体験を大切に

では夫が、妻から熟年離婚されないためには、どうしたら良いでしょうか？今は、男女ともに平均寿命が延びたお陰で、子育てを終えた後に、「夫婦だけで過ごす時間」は、「子どもが成人するまでの時間」よりも長くなりました。子育て中は、夫婦の話題も、何かと子どもに関する内容が多かったと思います。しかし、いざ子育てが終わると一緒の空間にいても何を話して良いか分からない、話題が見つからない、なんてことにもなり兼ねません。

そうならないためにも、日頃から、子どもやペット以外の話題で、たくさんの会話をし、お互いの存在に感謝の気持ちを伝え合い、共通の趣味を楽しんだり、夫婦二人の共有体験を持つことも重要です。夫婦の信頼関係や絆は、一朝一夕には作ることはできませんが、離婚したい気持ちも、同じように、突然、何の脈略もなく湧き起こるわけでもありません。どちらにしても、日々の１つ１つの言動の積み重ねが、それ相当の「結果」に結びついていくことをお忘れなく！

「”夫婦の信頼関係や絆は、一朝一夕には作ることはできませんが、離婚したい気持ちも、同じように、突然、何の脈略もなく湧き起こるわけでもありません”、その通りですね」