もう安全宣言？

アメリカ議会予算局は、２０１０年１０月～１１年４月の米財政赤字が８７１０億ドルだったと明らかにした。
(http://bit.ly/kKE5gN)
前年同期の赤字額を７００億ドル上回り、オバマ大統領と米議会が直面する厳しい財政状況が浮き彫りとなった。

国民をこの酷い現実から、目を逸らす為に行われたビンラディン暗殺。
アメリカが心待ちにする９１１に匹敵する事件、この秋から冬にアメリカで起こりそうです。
あの時と同様、ＦＢＩは見て見ぬ振りなのでしょうが、今回は一体何人が見殺しにされるのか。
あれだけの事件、ＦＢＩが感づかなかった筈が無いと思いませんか？
勿論、真実など誰にも分らない。



そして日本では、自民党の甘利さんたち懲りない面々が、さっそく反転攻勢を始めている。
早く安全宣言を出したくて、経産省の動きが活発です。

「安全性を最大限追求した原子力」を６日に掲げた経産省、全く原発を止める気はありません。
それどころか、「世界最高レベルの安全性に支えられた原子力」を３本柱の一つとするそうです。
安全性の単語ばかりが続く経産省の「今後のエネルギー政策」ですが、原発に安全などありはしない。

定期検査で停止した原発が再稼働できない状態が続くと、今後１年間で全国すべての原発が停止する。
経産省と産業界にとっては、それが一番辛くて怖い。
そこで、「地震直前に比べて３千万キロワット以上の供給力が失われる」と脅しに掛った。
また「計画停電」ですか？
もう大嘘だとみんなが知っていますよ。


結局は「緊急安全対策の徹底（安全宣言）により、原発は動かす」との方針。
関電の美浜・大飯・高浜の三原発(http://bit.ly/j0AKWi)に先月１８日早々に保安院が検査に入った。
立ち会った保安院の森下安全統括管理官、「実戦的な訓練がされていると感じた。今後も習熟、改善して行って貰いたい」

全国の原発、「ふげん」(http://bit.ly/lzFEdo)や「もんじゅ」(http://bit.ly/kqBnH1)にも保安院が検査に入っている。
こんなに動きの早い役所は滅多になく、保安院は福島の事故の時でさえ、安全委員会同様に人を直ぐに送らなかった。
ただ外見を見ただけで、電力会社の言い分を聞いただけで「安全」にし、早く安全宣言を出す為に必死です。
形ばかりの安全宣言をしてお終い。

何処もかしこも津波対策は熱心ですが、直下型地震で格納容器もプールも壊れますよ。
それをどうするのかは、どこも何もしていない。
「日本の原発は世界一地震に強く、絶対に安全」ってか。


みなさん浜岡が止まって喜んでいる様ですが、そんなに甘くはない。
産業界だけでなく、労働組合も原発を続けて儲けたい限り、絶対に原発は無くならない。
自然エネルギーへのシフトなど、ほんの申し訳程度で終わります。
それが愚民の国だと、役人や政治屋に馬鹿にされる日本なのです。

福島県はＳＰＥＥＤＩのデータを１号機が水素爆発を起こした翌日の３月１３日に確認したが、公表していなかった。
(http://bit.ly/iyb1qf)
県民を大人扱いせず、馬鹿にしているのがよく分る。