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【女優賞受賞から始まった不運】

2010年10月02日 13:15

受賞はしたけれど......
タイミングが悪い映画
『悪人』の不運
(日刊サイゾー)

 モントリオール世界映画祭で、ヒロイン深津絵里が最優秀女優賞を受賞した映画『悪人』が、不運に泣いている。

 公開1週目の興行収入ランキングは2位だったが、先週末のそれでは4位にランクダウン。「このまま落ちていくのか、踏ん張れるのかで、『おくりびと』になれるかどうかの分岐点になる」と配給関係者は指摘する。

 不運は、深津が受賞したことから始まっているという。映画ライターの話。

 「作品が賞を取ったりすれば『おくりびと』のように全員ではしゃげる。『悪人』の場合、主演の妻夫木聡も受賞しなかったため、深津は遠慮をしている。当初から『全員でもらったものですから』というような気配りのコメントをしていましたからね」

 映画会社東宝は当初、すぐにでも凱旋会見が開けるようにホテルの会見場を抑えたが、そこが使われることはなかった。それでも受賞ニュース後の3日後に公開が、タイミングよく迫っていたことに関係者は期待を寄せたが......。

 「芸能メディアは連日、押尾裁判で一色で、スポーツ紙ワイドショーも押尾に占領されていましたが、公開初日は土曜日なので、次の日の日曜日はどか~んと紙面をジャックできると踏んでいたみたいです。ところがクレージーキャッツ谷啓さんが亡くなり、ほとんどのメディアで扱いが小さくなりました」(映画サイト記者

 9月21日外国人特派員協会で妻夫木&深津らが会見し、ハリウッドでのリメークが発表されたが、これまた扱いは小さいままおしまい。

 「パリス・ヒルトン成田で足止めされたり、SMAP上海コンサートが延期になったり、水島ヒロ事務所を辞めていたりとか、お腹いっぱいなくらい芸能ニュースが入ってきましたからね。取り扱いは小さくなりましたよ」とスポーツ紙デスクも同情する。

 良作の評判も多く聞かれる『悪人』だけに、このまま埋もれてしまうのはあまりにももったいない


【笹パンダコメント

 確かに栄誉ある賞を受賞しましたが、作品自体の受賞じゃないのがネックですね。

 記事にもあるように、深津さんは遠慮して気配りを見せていますが・・・

 他のニュースに押されて、世間的にはそんなに話題にならなかったですね。

 笹パンダの近所の映画館では、公開して暫くしたら規模の大きな本館での上映ではなく、小さな別館での上映に切り替わってましたね。

 見た後に考えさせられる作品と評判の『悪人』ですが、踏ん張ってロングランとなるのででょうか?

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