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【民放ドラマが“薄っぺら”なワケ】

2010年07月20日 07:53

龍馬伝」から「鉄の骨」まで
上質NHKから置いていかれた
民放ドラマ (ゲンダイネット)

 7月に始まったドラマ面白いのは、NHK土曜ドラマ「鉄の骨」と、火曜10時台「天使のわけまえ」の2つだ。ドラマをあまり見ないオレが他に見ているのは「龍馬伝」だから、全部NHK! 「ゲゲゲの女房」も含め、気づいたらドラマNHKしか見てないという人は多いんじゃないか? なぜ民放ドラマ離れが進み、NHKしか見応えのあるものがないのか。

 民放の場合、人気アイドルなどを主役に据えてから、そのアイドルに見合った脚本を作る場合が目立つ。だから内容が薄っぺらな恋愛ものになったりする。

 さらに民放には露骨なバーターもある。主役の俳優が所属する事務所が売り出したい俳優ゴリ押し的にブッキングするのだ。そいつらは言い換えれば“売れてない俳優”だから演技的には劣るので、クオリティーは下がる。

 その点、NHKは、ちゃんと役に合った俳優キャスティングしているのが見て取れる。「鉄の骨」では会社の談合という骨太なテーマがまずあって、陣内孝則中村敦夫、さらにカンニング竹山といった豊富な配役が効いてるし、「天使の――」もイッセー尾形ら脇の役者がいい。

 他に、差別するわけじゃないが、出演者も「NHKドラマだぞ」と意気込んで臨む場合がある。民放は、主役のアイドルスケジュールが週に3日しかなかったり、予算の都合で収録が週に3日程度の時もある。芝居を練れずに大抵は現場でぶっつけ本番で進むから、質のいいものを作るのは困難だとわかっている。「龍馬伝」のように金と時間をかけたドラマでは、役者はバラエティーの片手間ではやらないはずだ。

 NHK民放の差は視聴率でも質でも広がるだろう。このまま“ドラマ格差”が進めば、民放ドラマは割り切って大手事務所が売り出したい若造タレント宣伝媒体と化すかもね。

 (元芸人作家松野大介)


【笹パンダコメント

 作品名を出すのは心苦しいが、TBSの『GM~踊れドクター』なんて、東山さんのためのドラマでしょう(笑)

 主役が誰かで見るドラマ決めてる人が、多いんじゃないかな?

 飽きっぽい笹パンダは、ドラマ自体あまり見ないですな。

 と言いつつ、男子新体操を題材にしたTBSの『タンブリング』は、最後まで見てしまった笹パンダでした(^^ゞ

 あと、火曜21時よりフジテレビで放映の『ジョーカー 許されざる捜査官』は、なかなか面白いですね(^o^)v

 あっ、民法ばかりですね。ログの趣旨と違っちゃいました。

 失礼。失礼(^^ゞ

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