最後です。世界人権宣言第29条、30条

世界人権宣言もいよいよ最後となりました。全部で30条だったのですね。
　今日の川口は晴れて清々しい天気です。既に布団は干しています。
　最後も始めます。
　
第29条
１ 全て人は、その人格の自由かつ完全な発展がその中にあってのみ可能である社会に対して義務を負う。
２ 全て　ｂ人は、自己の権利及び自由を行使するに当っては、他人の権利及び自由の正当な承認及び尊重を保障すること並びに民主的社会における道徳、公の秩序及び一般の福祉の正当な要求を満たすことをもっぱら目的として法律によって定められた制限にのみ服する。
３ 　これらの権利及び自由は、いかなる場合にも、国際連合の目的及び原則に反して行使してはならない。

　権利を全ての人は持ってはいるが他人の権利も尊重せねばならない。これは法律で決まっている制限ならば守らねばならない。
　要するに権利と身勝手は違いますよということです。
　次、最後の30条です。

第30条
　この宣言のいかなる規定も、いずれかの国、集団又は個人に対して、この宣言に掲げる権利及び自由の破壊を目的とする活動に従事し、又はそのような目的を有する行為を行う権利を認めるものと解釈してはならない。

　ずばり権利をこわす権利は無いということです。

　これをもちまして世界人権宣言は終わります。
明日からはこれを踏まえて日本国憲法を読み直します、
　今まで世界人権宣言を読んでいただきまして有難うございました、とっつきにくいテーマでしたが少なからず読んで頂いている方がいらっしゃいまして嬉しかったです。