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青色一号

2009年11月22日 21:00

もともと新潟を出身とする私はあまりお酒を飲む方ではありません。
飲めないわけではなくて、あんまり飲みません。
酩酊状態があまり好きではない、と思っていたのですが、単に酔っ払いが嫌いでああはなりたく無いと思っていただけかもしれません。

最近は時々一人でのみに行くようになりました。
BARです。BARっていうとなんだか凄そうですが、全然ちゃんとしてないBAR。店員はメイドの格好をしています。
様式美はだいたい整えつつ、格式ばってないのが気に入ったので。


で、基本的にはカクテルを飲むのですが、銘柄がさっぱり解りません。超有名なやつは名前を知ってますが。

なので、メニューを眺めて適当に選びます。
気が向くと内容物を聞いたりするのですが、先日『スカイダイビング』というカクテルの内容物を聞いてみました。

ホワイトラム
ブルーキュラソー
ライムジュース
だそうです。

後で調べたところ割合的には、3:2:1だそうですが、この辺りはきっと差があるでしょう。

一応この回答を貰ったのですが、店員の方が付け加えるように、

「あ、青色一号が入ってます」

と言ったのです。
え~~~、なんか雰囲気ぶち壊し(^^;

まあ、実際ブルーキュラソーのビンを見たら入っているんですけど、青色一号
興味がわいたので他のお酒も見てみたところ、黄色五号と赤色一〇二号が入っているリキュールを見つけました。
別に全部のビンを確認したわけではないです。

色はともかくこの番号はなんなんだ?

”一号””五号”と来たので、12色くらいが番号振られているのかな?と思ったんですが、”一〇二号”。
100色セットの色鉛筆があるくらいだから100色以上色があっても良いけど、赤が102番なのは疑問がある、3位以内には入るだろうと告げると、店員は「赤だけで102種類もあるとは思えない」とおっしゃる。

確かにそうだよな…

と思ったのでちょっと調べました。

そもそもこの「○色○号」というのは、染料あるいは合成着色料の呼び方だそうで、食品医薬品、口紅などの化粧品、衣服などの工業製品などの着色料、食品添加物として使用されるそうです。
用途は関係なく、とにかく科学合成された着色料が登録された順にナンバリングされているようです。。

だから正解は、赤だけで100種類以上あったわけです。

この合成着色料の中から日本で食品添加物として認められているのが12品目。

赤色2号
赤色3号
赤色40号
赤色102号
赤色104号
赤色105号
赤色106号
黄色4号
黄色5号
緑色3号
青色1号
青色2号

なぜか赤だけやたらと多い。赤は合成しやすいのかもしれません。
また、合成着色料自体は発がん性などを理由に各国基準が定められているようで、少なくとも欧州(EU)で認められているものと日本で認められているものには差があるようでした。

RGB値などを見るように、赤、緑、黄の3色の混合比率を変えれば概ね人間が検知出来そうな色は再現できますので、それだけあれば十分だと思いますけどね(^^)

でも、せっかくだから、赤は一号、青は六号が良いなぁ…


カクテルと言えば、高田崇史という小説家さんが書いている『QED』と言うシリー
ズ(同じ講談社で出ている漫画とはまったく関係がありません)では主人公たちが
事件の相談をする時などに、カクテルを飲んでいることが多く、名前が結構出てきます。

今度は小説で名前の出てきたやつを飲もうかな…と思ったのですが、シリーズのどこまで買って、どこまで読んだのか解らなくなってしまった(--;

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