うつの光療法について

一週間ほど前、ネットで調べていて見つけた、
うつなどからの回復に役立つブライトライト、
光療法のライトを４万円ほどかけて買った。
写真で輝いているのがそれ。
兄は最初はそんなもの効かへんぞと言っていたが、
なんとか使っているようだ。
サプリメントを摂るということより、
もう少し直接的な感じがして、
なじみやすいというか、
期待が持てそうな気になれるからかも。

光療法のサイトで読んだことのうろ覚えだけど、
メラトニンという眠気を起こさせるホルモンは、
昼間の光を浴びることで作られるのだけど、
光を浴びているとその分泌は昼間のうちは抑制され、
夜になって分泌されるとか。
しかも暗い部屋で過ごしていると、
光による刺激がなく、
昼間の間もメラトニンが分泌されつづけ
眠いような無気力な時間を過ごすことになってしまうとか。
そういう感じで夜昼のメリハリのない生活が続くことになるとか。
そういう状態の人に、
昼間の光に近い光をあて、それを眼から取り入れさせて、
脳に刺激を与え、覚醒を促し
昼の間はメラトニンの分泌を抑制させ
夜になったら充分分泌させることで、
１日中どんよりした欝の状態から回復していくのを目指すとか。


野の花社の広間で兄は寝ているのだけど
昔は天理教の教会の大広間だった所の北側で、
１日中光が余り差し込まない、昼間も薄暗い所だ。
以前からそのことが気にかかっていた。
比較すれば私の部屋はそこより明るいけど、
そう明るいわけでもないし、
ハードな仕事もし、パソコンも使うし、本もときには読むし
ここはどうしても私のために確保したい部屋なので
兄に譲るわけには行かなかった。
私が蔵に移るとか、
小さくてもいい、こじんまりした家を建てるとかすれば良いのだけど
今のところそんな金も時間もない。
だけど兄の部屋の状態はあのままではよくないと
随分気になっていた。
それがひょんなことから光療法のためのブライトライトに出会い、
２,３調べてからここがいいだろうと思い、
このブライトライトEMというのを購入する気になったのだ。
この製品を売っている会社のホームページが
しっかりと光療法に付いて紹介していることにも
信頼感を抱いた。

サプリメンとは勧めにくいところもあるけど、
これはとりあえずはこのライトをつけて、
兄のいる所を明るくすることから始めればよいし、
１０時頃からならそう兄も嫌がらないこと、
妹や新ちゃんにもライトをつけてもらえるし
本やテレビを見る兄の近くにおいておくことでも
それなりの効果が期待できるかもしれないので、
扱いやすいということもある。
まだ良くは分からないけど兄もまんざらでもなさそうだ。
壊れたりしないよう、
使わないときはやぐら炬燵の上の板から、
畳の上に下ろしたりしているようだ。
４万ものお金を出して買ったことなど
兄も私の兄の回復を願う気持ちの本気さはわかってくれてもいるようだ。
このところ少し私に対する態度が柔らかい。