- 名前
- てぃあ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 54歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 離婚しちゃいました(笑)。ちょっと気になる人はいるけど、自由気ままな相手なのでなかな...
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初対面
2009年04月13日 01:41
昨日の午後、会ってきました。
実に、初対面。
場所はフリーマーケット。
カフェの中とテラスを利用してやっていたのだけれど、
探してみたら中にいて。
売る側だったにもかかわらず、
彼は読書にいそしんでいました(笑)
元々読書家だと言うことは知っていたんだけど、
まるで、個人経営の本屋さんの、
本好きの店主さんみたいだった(笑)
それで、前に行っても気付く様子すらないので、
声を掛けたらふと顔を上げた彼。
今までに見たことのないような、
まるっきり「素」の表情。
(私は彼を見たことはあるので)
こんにちは、という私に、
数秒間、現実に戻るまでに時間がかかったみたいに、
私のことを見ていて、
ほほえみかけたらようやく事態を把握した感じだったので、
名前を告げると、ああ!って。
話をしたのはほんの少し。
でもそうして少し話をしただけで、
彼がどんな人なのかがすぐにわかった。
ものすごく素朴な人。
例えるなら、大きな庭に自然になっているオレンジみたいな人。
ゆっくりとした柔らかい声で、
「今日午後から来たんだけど、午前中が忙しかったみたい」
なんて話をしてた。
ものすごくマイペースな人。
ああ、普段はこんな感じで、ゆるーっとしてるんだなあって。
今まで集中して、きらきらしている彼しか見たことがなかったから。
渡す約束をしていたものが入っている紙袋を渡したら、
「差し入れ?」と一言。
「メールで渡すって連絡したやつ」と笑って言うと、
紙袋の中身を出して、
「うわー、すごーい!」と眺めてた。
「細かいことは中に書いておいたから」と言ったけど、
それを気にも留めず、
もう一つ、おまけで持っていったものを見て、
「これは?」と訊くので、説明をすると、
「へえー、他に行く予定だったのに寄ってくれて、
わざわざありがとう。」
と答える。
何だか子どもみたいで可愛らしかった。
そのあと少し雑談。
ぽつり、ぽつりと言葉を口にする彼。
「仕事は忙しいの?」
「うーん、忙しいのかなあ?」
「でも忙しいのはいいことだよ」
本当に、彼の周りだけゆったりと時間が流れているみたいだった。
独特の空気感を持っているというか、
彼の居る空間だけが柔らかい空気に包まれているみたいな。
肌触りのいいブランケットにくるまれているみたいに。
話もそこそこに、次の用事があったので、
じゃあまた、といってその場を後にしたのだけれど。
私が今まで知っていた彼と、
今日初めて会って知った普段の彼とを、
ふと重ね合わせたとき、ものすごく切なくなった。
ああ、ひとりで闘っているんだなあって。
仲間もいるし、友達だって好きでいてくれる人だって、
彼にはたくさんいるけれど、最終的にはひとりで、
いろんな事と闘っているんだなあって。
不安も、寂しさも、苦しいことや辛いことも、
時にはちょっとこぼしたりすることもあっても、
最後にはいつも彼が言うように、
答えは自分の中にしかないからと、
自分自身と対峙して、答えを探して。
守ってあげたい気持ちになった。
自分を追い詰めすぎず、自分に優しくしすぎず、
でも思い切り力を抜いていたとしても、
彼のそういうところも含めて好きだと思えた。
こういう風に感じた相手は初めてかも知れない。
不安や寂しさに彼が包まれたとき、
大丈夫だよと手を握ってあげたいような人。
集中するときにはものすごく集中するのだろうけど、
力を抜いているところを見せない。
それはあくまで外向きのことなんだと言うことが、
今日会って初めて分かって。
彼が私のことをどう思ったか?
それは彼しか知らない。
マイペースな彼のことだから。
でも、人のことを覚えるのは早いというか、
そういう感じみたい。
初めてあった私はどう映っただろう。
でもそれを気に掛けても、仕方ないかな。
たぶん関わり方は、彼と頻繁に会えるきっかけが、
出来ない限り変わらないかなと今は思う。
次はいつ会えるのかな。
このデジログへのコメント
> ひ~ちゃんさん
そうかも知れないですね。
今日「差し入れありがとー」って連絡ありました。
そして今日は、すぐ近くに仕事で来ているみたいです。
お互い忙しくて会えないけれど。
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