- 名前
- てぃあ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 54歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 離婚しちゃいました(笑)。ちょっと気になる人はいるけど、自由気ままな相手なのでなかな...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
心で話す
2009年04月08日 22:37
それは昨日の夜のこと。
友達とお芝居を観に行った帰り道。
駅から家まで買える間に見あげた夜空に、
春にしては珍しく、くっきりと見えた月。
結構遅い時間だったのだけれど、
月と近所の桜を眺めながら、
散歩するみたいに家に帰りました。
綺麗だったなあ。
家にたどり着いたら、旦那さんはもう寝ていて。
ただいまって言ったら機嫌が悪かった。
それは旦那さんが、遅くなったのを怒っているとか、
そういうことではなくて、気持ちが落ち着かないから。
実はうちの旦那さん、軽い鬱なんです。
もう、数年続いているのかなあ。
いつもイライラしていて、
ものに当たり散らしたり怒鳴ったり。
私に手をあげることこそないけれど、
当然病気だから仕事も進まなくて。
けれど、自分も精神的に病んだ経験があるので、
彼の気持ちはとても分かるのです。
だからゆっくり見守りたいなって。
喧嘩は毎晩のように起きます。
「お前は俺のことをこんな風に思っているだろう」とか、
あらぬことを言われるのはしょっちゅう。
セックスレスになったのも、病気が原因です。
それでも私にとっては大切な人で、好きな人で。
人一倍、強そうに見えて弱くて脆い。
そんな彼を知っているからこそ、
旦那さん元気になるまで、何をしていけるのか、
自分なりに考えるしかないなって思っていて。
嫌いになったわけではなく、
見えない壁がふたりの間に出来た感じで。
好きだといえなくなった。
本当はもっと、言えたらいいのにと思うのだけれど、
好きなのに、たくさん傷ついて、
言えなくなっちゃった…。
でも、そんな中で、
気が付いたら惹かれている人がいたわけで。
昨日の夜、私が月を見あげて彼を想っていた頃、
彼は月明かりで目が覚めたそうです。
目が覚めて、これから先のことが不安になったり、
いろんな期待がよぎったりしながら、
子供の頃を思い出していたみたい。
彼の故郷は山の中。
街灯がないようなところで、
月明かりで周りが綺麗に見えるような所。
でももうしばらく、彼は家族の元に帰っていない。
それは彼の意地でもあるかも知れない。
夢を叶えるまで、帰らないというような。
彼はいつも不安な気持ちをあまり見せず、
全てそういう気持ちを飲み込んでしまう人で、
かといってストレスを溜めるかというとそうではなく、
自分なりにいろんなバランスを取っていく人。
けれども昨日目覚めたときは、
不安な気持ちに囚われていたみたいで。
もっと、口に出してくれたらいいのに。
その方が、人間っぽくて私は好き。
誰だって不安になることはあるもの。
それを私は、彼に支えてもらった。
いろんな言葉を尽くしてもらって。
心と心で、初めて言葉を交わせた人。
彼にその想いが届きますように。
彼だってひとりの人間。
弱音だって吐きたいことがあるはず。
泣きたいことだってたくさんあるはず。
我慢することないのに。
いくらでも、受け止められるのに。
でもそこまで、会っても話せないだろうな。
会うのは日曜日。
その時に何かが分かる気がする。
お互いの予感が、はじけるのかどうか。
このデジログへのコメント
> ひ~ちゃんさん
そうですね。それぞれの想いがあって、それは全ては分からない。
それがうまくそれぞれ叶えられたなら。
そうなったらいいですね。
コメントを書く