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Country&Western

2009年03月21日 19:58

まずは、藤沢周平のこの文章から・・・、

ハンク・ウィリアムス天才だった。私はカントリー・ソングに関しては門外漢であり、断言めいたことを言うのは慎まねばならないのだが、それでもハンクにくらべると、ウィーリー・ネルソンカラオケおじさん(ただし「我が心のジョージア」はべつ)、低音が売り物のジョニーキャッシュは偉大なる騒音にすぎない、くらいのことは言いたくなるのである。(藤沢周平 「ハンク・ウイリアムス」/『ふるさとへ廻る六部は』より)



此処の部分を読んでいた頃に、知り合いの先輩から、「ラジオ深夜便」のカントリーウェスタンの話題をメールで頂、カントリーミュージックは門外漢の私は、自分が門外漢と知りつつ、この藤沢周平をメールで返信したのです。

そしてその方から返ってきたのは、ジョニーキャッシュの「Jackson」、ジム・リーヴスの「浮気はやめなよ」のことでした。ジム・リーヴスは初めて聞く名前。まずは、You Tubeで検索し、「浮気はやめなよ」を聞く。そのベルベットボイスは並でなく、CDを探しに行く。

だが、今、カントリーウェスタンのコーナーは勿論、それらのCDを置いている店が殆ど無い、いわんやジム・リーヴスおやである。唯一、N市では、パルコのタワー・レコードに2枚組のCDがありました。



今回、一念発起し買ったのは『RCA Country&Western 100』という4枚組のCDジム・リーヴスの「浮気はやめなよ」はじめ、門外漢の私でも知っている「知りたくないの」「エンド・オブ・ザ・ワールド」「谷間に三つの鐘が鳴る」「思い出のグリーン・グラス」などが収録されています。



こんなことでもなければ、カントリーウェスタンCDを探すことは無かったのですが、驚いたのは、それらのCDがよほど大きな店(でも、日本資本の店には無かった)に行かないと無いという事実。それに引き換え、Jazzはそれなりに置いてあるので、それにも半面驚き。まあ、それは売れる売れないということなのでしょうね・・・。



わが国の文化のスタンスの表れでしょうね。

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