- 名前
- tarashi
- 性別
- ♂
- 年齢
- 57歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 外見はまじめ。60歳代だけど禿げてませんよ。小柄だけど、体力あります。性格はのんびり...
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ロルナの祈り
2009年02月24日 09:12
ダルデンヌ兄弟の映画です。しかも、エンディングに、彼らは無音であったのが、初めて音楽が流れます!うわっ。
しかも、ダルデンヌ兄弟の映画なのに、主演の女優がきれいです!うわっ。
あらすじは、ベルギー国籍を得るためにブローカー(タクシー運転手をしている)ファビオの手引きで麻薬中毒者のクローディと偽りの結婚をした、アルバニア出身のロルナ。彼女は恋人ソコル(彼も原子力発電所の危ない仕事をしてお金を稼いでいる)とベルギーに自分たちの店(兼、自宅)を持つのが夢なのです。一方、ファビオ達ブローカーは、クローディを麻薬の事故で殺して、ロルナに次の偽の結婚をさせよう(おつぎはロシア人)と画策しています。ロルナはお金のためならしょうがないと思っているのですが、そんな頃、クローディは、ロルナのためにと入院して麻薬を断とうとするのです。無事、入院を終了し自宅に帰ったと思ったら、売人を再び家に連れ込んでしまうクローディを見て、ロルナが取った行動は・・・。
そして、クローディは・・・。
自転車に乗ったクローディを見送るロルナの笑顔。
ところが舞台は一転して・・・。
最後、森の中をひたすら走るロルナ、打ち捨てられた小屋で火をおこし、暖をとって休むロルナ。
彼女のつかの間の平安は本当なのでしょうか?
ロルナに対して、罰が与えられたと考えるのも当然かもしれません。クローディの件では、ロルナも加担していたのですから。自らの体を責めるための思いが、彼女自身の体に宿ったのでしょう。でも、ロルナの穏やかな寝姿、あれは、そのような罰を受け入れたことで、自らを清めようとする態度を取った自分に対する、良心の勝利によるものかもしれません。
とっても、見ごたえのある映画です。
このデジログへのコメント
> 蘇芳さん
まだ上映中です。ゆっくり時間を作ってみてくださいね。
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