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チェ Part I  28歳の革命

2009年02月17日 08:49

もう30数年以上前、高校生1年だった頃、僕はキューバの大学に入学ができないものかと考えていました。で、キューバ大使館に手紙を書いたのですが、なんかいろいろ資料はもらったんですが、大学の資料は入っていませんでした。キューバは僕の憧れの国なのですが、まだ行けずにいます。いつの日にか、ぜったい行こうとおもっているのですが。
 で、チェについては、映画だけでも「モーターサイクルダイアリーズ」でその若い日々が知られるようになりましたが、彼の日記は以前から発売されていました。ただ、このように大々的に映像化されるとやっぱり見に行きたくなります。で、行ってきました。池袋
 やや空席が目立つ映画館でしたが、映画そのものは、アルゼンチン人であるチェ(エルネストゲバラ)が、正義が曲げられている南米大陸の状態を変えるために、カストロらとキューババチスタ独裁政権を倒すための軍事革命の闘争に入ります。ゲリラ活動を続けるうちに、徐々に軍医ではなく戦士であり司令官として成長していくゲバラの姿がうまくえがかれています。
 時に、国連で演説をするために訪れたアメリカでの風景をまぜながら、まるで実写フィルムのようにゲバラを描いていく、ベニチオ・デル・トロと監督のスティーヴン・ソダーバーグ。こういった映画は得てして単なるプロバガンダ映画になるか、戦争映画になりやすいのですが、一種の教養小説ビルドゥンクスロマン」ならぬ教養映画となっています。でも、きっと今の若い人は、この日本という国の為政者による一面的な歴史観世界史感を刷り込まれているから、きっと興味ないだろうなあ。

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