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シェルブールの雨傘

2009年02月12日 00:13

シェルブールの雨傘

シェルブールの雨傘」と「ロシュフォール恋人たち」の二本立てで銀座テアトルシネマでデジタルリマスター版が2月21日から公開されます!
 で、僕はがまんできずLDで購入した「シェルブールの雨傘」を観ました。こんな有名な映画ですが、観てませんでした。そもそもミュージカルって苦手だったんです。でも、この映画、いわゆるミュージカルではありません。いきなり踊りだしたり歌いだすっていう、一般のミュージカルではなく、すべてのセリフが歌でできているのです。もっとも、映画での歌声(つまり映画の声はすべて)はカトリーヌ・ドヌーブではありません。それどころか、その他の俳優の声もほとんどすべてきちんとした歌手が歌っているはずです。
 この映画1964年のカンヌのグランプリです。その時にこんなに美しいのに、今でも美しいのですから、カトリーヌ・ドヌーブって本当になんて人でしょう!
 あらすじは簡単で、1957年11月から6年後の1963年のクリスマス・イブの間のある男女のカップルの別れとその後をつづっています。
 フランスシェルブールの傘店を経営する母のもとで働くジュヌヴィエーヴ自動車整備工場に働く青年ギーと愛し合っています。ところが、ギーに戦争への召集令状が届き、アルジェリアにギーは出征します。あんなに愛し合っていたのに、二人の仲はときどきの手紙のやり取りだけ。しかも、ジュヌヴィエーヴにはギーの子供が宿っていたのです。そんなとき、母娘に近づいたカサールはジュヌヴィエーヴ結婚を申し込みます。彼女は、子どもも含めて受け止めてくれる彼と結婚することになり・・・。
 一方、帰還したギーは、女友達のマドレーヌの優しさに惹かれ・・・。
 最後のシーンは悲しくも、人生のほろ苦さをきちんと描いていて、フランス映画ですという出来です。うーん、人生の深さが出ています。

このデジログへのコメント

  • ユウ 2009年02月12日 06:51

    ベタですが心に残りました。くるくる傘が印象的で…

  • tarashi 2009年02月12日 08:11

    > ユウさん
    あの傘の色彩もフランス映画ですよね。今はC・ドヌーブの「インドシナ」を探しています。もしごらんになられていたら、感想を教えてくださいね。

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