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3月22日

2006年03月23日 22:08

昨日、ついにKAT-TUNがデビューしました。
いまや説明不要となったジャニーズ事務所の人気アイドルグループは、結成こそ2001年であったのに、ポストSMAPとなることを義務付けられていたので慎重に時機をうかがった末でのお披露目となりました。水面下では様々な事情が交錯しているのでしょうが、ファンにとっては待ち焦がれたときがやってきた、というところでしょう。
デビューCDの発売だけに留まらず、アルバムDVDも同時発売という商品展開が行われました。ショップによっては予約分で完売という売れ行きを見せていたところもあり、彼らの人気振りが感じられます。

その一方で、昨日は公立高校合格発表日でもありました。
エンドウさんの妹も受験をしていたので、家族にとってはどこぞのアイドルグループデビューなんて比較にならない関心を寄せていました。
早朝から仕事があった父は昼には電話を入れると言って出かけました。俺は期待と不安を織り交ぜた表情を浮かべて玄関を開けた妹を、穏やかな面持ちで見送りました。
結果は、志望校合格を手にすることができたので喜ばしいものでした。試験こそ終えていたもののずっと結果を待っていたので、ようやく肩の荷が下りて晴れ晴れとした気持ちになることができたと思います。

3月22日は大きなふたつの関心ごとがあった日でありました。
けれど、局地的ではありますが、もうひとつ行事があったのは関係者以外は知る由もありません。実はも何もないのですが、大学の卒業式があったのですよ。
思い返してみれば、4年間は長い期間であったはずなのに、あっという間のことであったように感じられて仕方がありません。様々な出来事を駆け抜けて、多くを積み重ねてきましたが、全てが入学式の日から瞬きひとつの合間に過ぎていったことのように思えます。
学校という機関に所属していた中で、もっとも自分の持ち味を出せた時間でした。特に、後半の2年間は一部のコミュニティで性別問わずの妙な人気を得ることになりまして、ある意味で一番モテた時期と呼んでもいいかもしれません。
恐らく、人生において特別に思い入れの深い生活のひとつになることは間違いないでしょう。しかし、いくつか経てきた卒業式の中で今回ほど感動のないものはありません。
高校までは卒業生から在校生へ、あるいは在校生から卒業生への送別の贈り物というやつがありました。それは主に歌であり表現するものであったので、必然的に卒業式の練習をすることになります。
そして迎える卒業式当日というのは、ギャラリーが多いというだけでやることは練習と大差のないものです。それなのに感極まって泣いてしまう同級生がいたのを覚えています。
大学の卒業式に練習などあるわけがなく、悪く言えば作業をこなすかのように式典が進行していきました。どこか無関係なことのように進められる式にエンドウさん自身は退屈していましたし、半ばで退出していく学生は決して少なくありませんでした。
それは彼らにとってこの後に控えるものこそが重要だったからでしょう。

連日天気予報とにらめっこをしていたので、天候が崩れることは重々承知していました。新たなる門出の日を雨の中で迎えることはあまり気分のよいことではないのですが、天気に文句を言っても仕方がありません。
どんよりとした曇り空はすでに危ういものをうかがわせ、式典が始まろうとするときにはぱらぱらと雫がほほに当たっていました。そして、式を終えて会場を出たときにはひんやりとした空気と、傘を打つ雨の音がありました。
そんな中で在校生達が待っていました。
サークルに所属している学生が大半を占めるのでしょう。活動内容をうかがわせる道具を持っていたり、奇抜なコスチュームを着込んだいくつかの集団が目当ての卒業生の姿を探していました。
胴上げをしていたり、アルコールを飲んでいたりと大はしゃぎです。その喧騒をすり抜け、卒業証書の引き換え場所へと向かいました。これまで先生による手渡しで受け取ってきましたが、今回は事務員に引換券を渡して受け取るという味気ないものになりました。
卒業生は2000人ほどいるわけですから、学部ごとに会場を分けて卒業証書を配るというのは効率のいい方法です。否定はしませんが、肯定もし難いことです。

式典後は三々五々。
恋人と去り行く者もいれば、サークルの仲間とどこかへと移動していく者もいます。またはゼミや友達というカテゴリーで集まったりと、様々です。
エンドウさんとはいえば友人と立ち話をしたり写真撮影を求められたり、恩師に顔を見せに行くなどしていました。二度と会うことがないであろう学友達と感傷的にならぬ別れを交わし、それぞれの岐路をゆきます。
その後は高校からの付き合いがある友人数名と食事をし、大学での4年間やこれからの新生活についてぽつりぽつりと話しました。サークルなど、大人数で打ち上げをしたならば盛り上がりを見せたのでしょうが、少人数なのでしっとりとした晩餐となりました。
さらに遊びに行くということにはならず、寄り道をしながら家に送ってもらいました。

卒業証書を見たのは帰宅してからになりました。
意外と立派なケースと共にあった学位記には、社会福祉学士学位を授与するという旨の一文が書かれていました。学士なんて今の世となっては名ばかりで、誰でも手に入れることができるようなものです。けれど、腑抜けることなく大学生活を送っていなければそれもかないませんでした。
自分にとって価値ある生活ができたのだと再確認し、人知れず初めて感慨に浸りました。

このデジログへのコメント

  • 瑞穂 2006年03月24日 01:31

    ご卒業、おめでとうございます。4年間お疲れ様です。大学の卒業式ってそういう感じなんですね~。

  • えり 2006年03月24日 14:36

    エンドウさんの大学卒業&妹さんの高校合格おめでとう!!えりはたいしたイベントも無く毎日が過ぎてる。

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