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バベットの晩餐会

2008年11月23日 11:38

バベットの晩餐会

料理を題材にした映画はいろいろありますが、なかでも、僕が好きなのは「赤い薔薇ソースの伝説」があります。「赤い薔薇・・」では、その料理を食べると人々が情熱的になってしまうのですが、この「バベットの晩餐会」では、バベットの調理した料理を食べたとき、人々の心は癒されるのです。
 原作はアイザック・ディネーセン、そうOUT OF AFRICAの作者ですね。記憶に間違いがなければ、ノーベル賞受賞作家だったと思うのですが・・。それにアイザックって男性名ですが、実は女性(だったという記憶が・・)です。
 そのディネーセンの「バベットの晩餐会」を原作に、ガブリエルアクセルが監督したのがこの映画作品です。
 あらすじはというと、デンマークの寂しい漁村牧師の家に2人の美しい姉妹がいるのですが、父牧師ととも神への愛を信じる二人は、言いよる男性を受け入れません。そんな彼女たちも年をとり、善行を続ける日々なのですが、そんな彼女たちのもとに、フランス(の革命)から逃れてきた女性が訪れます。子供も夫も殺された女性ベットは、姉妹の一人に恋心を寄せた名歌手の推薦状を持ち、彼女らのところに召使として雇ってもらうように訪れたのです。
 そして続く平凡な十数年の日々。バベットフランスをつなぐものは、定期的に購入する宝くじだけ・・。ところがその宝くじが当たり一万フランがバベットのもとに。周りはもう、バベットフランスにもどると思いますが、彼女は最後に晩さん会を開きたいと申し出ます。
 亡くなった牧師の生誕100年を祝う晩餐会の人々に驚くべき料理が並び・・・・。

 なんということもないあらすじですが、なんとなく心が暖かくなる、まるでこの映画自身も暖かな滋養のある料理のようです。

このデジログへのコメント

  • ユウ 2008年11月23日 20:22

    「吸い込まれるように」観てしまう映画ってあります。
    これもそのひとつでしたね~

  • tarashi 2008年11月23日 20:49

    > ユウさん
    そうですね。実は原作本もVHSも持っているはずなのにどっかいっちゃって。DVDも廃版。入手するのが困難でした。今、吸い込まれるように観ています。

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