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スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー

2008年11月16日 22:47

少し前に恵比寿ガーデンシネマで上映された「愛おしき隣人」「スウェーディッシュ・ラブ・ストーリィ」のうち、前者しか見ていなかったのですが、両映画とも現在高田馬場早稲田松竹にかかっているので「スウェーディッシュ・ラブ・ストーリィ」を見てきました。
 実は「愛おしき隣人」は期待外れだったのです。「散歩する惑星」が名作すぎたのでしょうね。で、この「スウェーディッシュ・ラブ・ストーリィ」ですが、 冒頭で療養型病院と思われるところで、家族が面会する日なのでしょうか、それぞれの患者(もしくは入所者)に家族が訪ねてきている風景で始まります。
 祖父を家族とともに訪問しにきた男の子ペールが、やはり叔母(?)のエヴァを家族とともに訪ねてきていたアニカに恋心をもつところから、物語ははじまります。
 アニカは13歳、ペールも15歳というのに、お互いに友達とつるんで煙草をぷかぷかと吸い、モビレットと乗り回します。でも、恋に対しては初心(うぶ)なんですね、これが。お互い好きなのに声をかけることもできず、二人して友達に仲立ちを頼むのです。せっかく仲良くなったのに、年長に痛めつけられ一度はわかれそうになったのですが・・・。
 スウェーデンって、13,4歳の子供のガールフレンドボーイフレンドを、自分の家に招くのですね。ある意味、うらやましい習慣です(この映画は昔の映画なので、今はどうなのでしょうか?)。で、ペールとアニカもますます親しくなって・・。
 ここまでなら確かに「スウェーディッシュ・ラブ・ストーリィ」」なのですが、互いの両親のことが描かれ始めてから(特にアニカの父親ヨンが)、話は妙な方向に・・・。
 実は、「散歩する惑星」や「愛おしき隣人」にもっとも近い部分が、この両家族が参加するパーティのシーンなのです。きっと、これらのロイ・アンダーソンの新しい映画を見てから「スウェーディッシュラブ・ストーリー」を見ると、ああなるほどねとわかるでしょうね。

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