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Tom Beek 4 26-01-06

2006年01月29日 10:40

オランダの若手を代表するサックス奏者である。 といってももう30代の半ばであり、いままで数々のセッションに参加していて自分のリーダーアルバムを最近だしたばかりの上り調子である。 ハーグ、ヒルバーサムの両音楽学院を優秀な成績で卒業テナーを中心に活動するが、ソプラノはもちろん、フルートバスクラリネットアルトマルチ・リード奏者として認められている。

ホームページの中のCDのところで最新作を聴くことが出来る。

http://www.tombeek.nl/

最新CDではT.Bが育った街の、それもほぼ同世代で同窓ギターピアノクレジットであるが、この日はピアノがやはり巧者のJ.Sである。 この日のカルテットは次の通り。

Tom Beek (ts)
Joost Swart(p, Fndr Rhods)
Martijnvan Iterson (g)
Fransvan Hoeven (b)
Marcel Serierse (ds)

W.ショーターの曲でスタート、自作のフュージョン調のMarathonで若い層にアピールしたあとはH.ハンコックドルフィンダンスで時代を30年ほど時代を返り、自作のフュージョン曲に戻るといった構成である。 ブレッカーやサンボーンのこぶしはフュージョンではほぼ定番であるが、ここでも例外ではない。 コルトレーンのネイマのイントロではフリーのインプロヴィゼーションが聴かれるかと期待したのだが、ショーターに基本を置くスタンスではパワーと熱気というものは期待できない。 ギターにしてもソリッド・ギターを駆使してのフュージョン仕様ではブルースロックという風な少々いまでは古風な名前も喉にでそうであるが、このMvIが数ヶ月前にこの街の老舗のジャズカフェで若手のフュージョンバンドに客演したときに聞かれた80年代前半、マイルスバンドのM.スターンギターを思わせる颯爽とした音の流れがこの日にも何箇所かで味わうことが出来た。

寒い冬の夜を吹き飛ばすために企画されたこの町のジャズフェスティバルであるが、他の会場の殆どがドイツカフェで演奏される酒盛りのための音楽にも聞こえるものの多い中で、そのあおりなのかこの会場があるときから急に聴衆の数がビール臭とともに膨張してそれと共に徐々に熱気を加え、それに伴ってか舞台締めくくりのT.B作のGrand Centralでは各自の指が温まりフル回転し、この晩の制御温度の上限まで上り詰めた様子だったのだ。

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