- 名前
- みづき
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- 年齢
- 47歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 専業主婦でヒマしてます。都内に引っ越してきたばかりなので、友達を作りたいです。
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【帝都物語】
2008年04月30日 16:27
原作があっての映像化・・・というのがドラマでも映画でも最近の流行ですよね。
原作を知る者にとって、主人公や脇役たちのキャスティングというのは重要なポイントで、そのサジ加減で作品のヒットが決まるかどうか・・というところでしょう。
「のだめカンタービレ」の上野樹里はかなり好評価だったのにもかかわらず「はちみつとクローバー」の成海璃子はかなりイマイチ・・みたいな。
ところが、その原作のイメージをも凌駕してしまった役者さんがいます。
嶋田久作です。
帝都物語の「加藤保憲」という魔人は彼でなくてはダメだ・・という領域を突破して、「彼こそが加藤だ」という”イコール”の関係で結ばれます。
このお話、私が随分と小さな頃に流行ったものですが、角川ノベルズの新書版11巻+文庫版第12巻+外伝。すべて読ませていただきました。
実名で歴史上の人物がばんばん出てくるお話です。
安倍晴明・平将門の時代から、三島由紀夫、美輪明宏に至るまで。
それだけ夢中になったシリーズですが、映画版も私の中では「角川映画の中でこれだけの役者はもう揃えられない」という伝説的な作品として頭に残っています。
平幹二郎と勝新太郎。西村晃と坂東玉三郎。売れる直前の石田純一と佐野史郎。寺田農に桂三枝。
まぁ、他人はどうあれ私には豪華すぎるキャスティングです。
キャスティングもさることながら、当時まだ導入されたばかりのVFX(だっけ?)の技術も相当すごかったし。
たしかに今見ればショボイかもしれません。
でも、20年ほど前・・という事情を考えれば画期的なことなんですよね。
こうした「進歩の過程」というのを踏まえて見てみるのも映画って一興ですよ。
近頃公開になった「妖怪大戦争」の中にも加藤は出てきますが、役者がトヨエツなんですよねぇ・・・。
やっぱりここは、荒俣ファンとしても嶋田さんにやってほしかったなぁ・・・。
ちなみに嶋田さんは彼のいた劇団「東京グランギニョル」(今はもうすでに解散)で、「帝都物語・ガラチア」の上演にあたっても加藤役をやっています。
この劇団の芝居が見れなかった事が、演劇好きな生涯の中での後悔です。
このデジログへのコメント
むかーしテレビでやっているのを観て、嶋田久作がオソロシかったのを覚えとりますー
>ハルジオンさん たしかにトラウマになる顔ですね。あれはw
>公爵さん 「小柄」って書いてありましたぁ?原作読んだ時から加藤は大柄というイメージだったんですが。
加藤は最高だったけど、本編は壮大な予告編って感じで、映画として完成度が低いのがなんとも残念。
当時はあれでも結構「お~」な感じでした。でも、本読んでないと話のつながりがサッパリだったと聞いたことがありますw
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