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【ナイトメア・ビフォアクリスマス】

2008年04月11日 02:34

【ナイトメア・ビフォアクリスマス】

そんじょそこら恋愛映画など、はるかに凌駕してしまえる純愛映画だと思うのです。

はじめて見た時の衝撃は今でも忘れられません。
クレイアニメーションという新ジャンルの素晴らしさ。
キャラクターたちがなんて豊かな表情をもって滑らかに動くことか!

全ての場面がゴシックに彩られているのに、まったく気持ち悪さを感じさせず、退廃も感じさせず、子供が好めるキャラクターを作り、大人が楽しめる純愛性に満ち溢れた映画になってると思うのです。

ティムバートン映画における、「愛する人の高慢さに嘆き、間違いを正そうとし、ついにはその愛を手に入れるヒロイン」の原型がこの映画の準主役のサリーです。

彼女マッドサイエンティストに作られたボロ人形なのですが、ハロウィンの国の王、ジャックに恋しています。
この国の王でありながら、他の国に憧れを抱き、王の職を投げ出してまで好奇心を追う彼を見て、サリーは必死に「間違いであることに気づいて・・・」と彼女の愛を注ぎます。しかし、なかなかジャックには想いが届きません。

こうなってから、彼女のとる行動のけなげさがなんとも胸を熱くします。

このパターンは後年のクレイアニメコープスブライド」へ引き継がれ、そして先頃公開になった「スウィニートッド・フリート街の悪魔の理髪師」に継承されていくのです。

こちらの映画のヒロイン、ミセスラヴェットはハッピーエンドではないけれど、サリーコープスブライド本質は同じです。

男は本当に執着したものの前では自分勝手な生き物で、女はそれに涙しても、やはり愛してるものは愛してる・・・。

映画の中だけではなく、これは永遠の「真理」なのでしょうか?

このデジログへのコメント

  • ひげひげ 2008年04月11日 02:41

    音楽もいいんですよね、バートンの映画って。

  • みづき 2008年04月11日 02:55

    >ひげひげさん そう!音楽もいいんです!スウィニートッドも素敵でした!

  • みづき 2008年04月11日 02:56

    >コウさん 私も何度見たかわかりません。クリスマスはコレを見るのが絶対的な行事ですw

  • みづき 2008年04月11日 03:28

    >レイさん よくぞ言ってくれました!!!私がキャラで一番愛してるのはゼロです!!

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