デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

年上の女性

2026年03月16日 06:25

かつてある年上女性を好きになり、やや強引にデートに誘った。年下なので「しょうがないわねえ」という感じだったと思っていた。
高級ホテルのフレンチのコースにした。
いい雰囲気レストランで話も弾んだ。

食事を済ませて下のフロアーに降りてくると、彼女が「ちょっとお手洗いいい?」と言った。
けっこう時間がかかるなと思ったところへ彼女は「お待たせ」と言ってやってきた。

俺はエントランスの方へ向かおうと彼女の手をとった。すると、彼女は逆にエレベーターの方向へ向かおうとした。
「?」と思った瞬間、「今日は一緒にいたいの」と囁いた。

そして俺と彼女は一夜を共にした。
まったくそんなことを想定していなかった俺は避妊の用意などしていない。
彼女は「私の中に出して」と言ってくれた。

翌朝、もう1回愛し合った後、俺は
「もし、赤ちゃんができた場合は責任を必ず持ちます。順番が逆になりましたけど、付き合って下さい」と告白した。

彼女は笑って、
「ありがとう。その気持ちとっても嬉しい。でもね、私婚約するの」

俺は驚いた。
「ええっ!なんで先に言ってくれなかったんですか?」
「それは私も同じ。真澄君がもう少し先に私に言ってくれていたらね」

数日後、彼女から手紙が来た。
婚約をしたこと
彼女が経験した男性は婚約者と自分の二人だけである
婚約者は全く知らない人だった。

結婚式招待状も届いたが、俺は欠席した。

挙式の報告と予想外に早い出産のお知らせが来た。俺は最悪の事態を考え、覚悟した。

しかし、彼女たち夫婦は円満に過ごし、年賀状が毎年送られてきた。
自分も安心して年賀状を出すことにした。

そして、俺も今の嫁さんと結婚して子供ができた。

時は流れ、昨年彼女のご主人が亡くなられた。
俺は通夜告別式には行けなかったが、日を改めて彼女の家に行った。

仏壇の遺影の前で奥さんと関係を持ったことを心の中で謝った。

久しぶりに会う彼女はいい年の取り方をしていた。子供も元気そうだった。

あの朝以来二人で話す機会ができた。話題はお互いの子供の話となった。
彼女子供のこと
「父親に似て」と言った瞬間、俺の心が痛んだ。

俺は「旦那さんに似たら、母親として嬉しいでしょう。数年先が楽しみですね」
と収めようとした。

その後、彼女は何も言わずに微笑んでいた。

彼女は言わないが、どっちの子かわかっているんだろう。

切ないな。彼女は、一晩だけ、本当に愛していた人と過ごしたかったのだろう。一晩の幸せと罪を背負って、愛してくれる彼氏に一生を捧げていこうと決意したんだろう。

気づいていなかったのなら、旦那さんは幸せだったのだろう。全ての現実と罪を背負うことにした彼女の人生をかげながら応援したい。

このウラログへのコメント

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

真一

  • メールを送信する

真一さんの最近のウラログ

<2026年03月>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31