USリートの体たらくとあおぞら銀行

USリートの基準価格はかなり下落しています。
代表的な毎月分配型のUSリートはフィデリティUSリートだが
現時点では2700円と過去最低水準です。
中々金利が下がらない事もあるが、他にも原因があると思います。
普通の人々は、リートと言えば主な運用先としてオフィスが多いと思っている人がかなりいるのです。
現在のUSリートは物流施設、データセンター、ヘルスケア施設、小売店建物(ウォルマートに貸し出すとか)が主力で、企業向けのオフィスには10%以下しか運用していません。
この辺が大きな誤解となっているため、資金が向かわないのです。
コロナ後オフィス向けの商業用不動産は空きが多く、確かに人気がありません。
この辺の見極めが出来ていなくて、日本のあおぞら銀行が大きな評価損を出して、貸し倒れ引当金をかなり積み増したのは有名な話しです。(そのせいで株価は40%も下落しました。)
最近は再び配当金を増やして来ているので人気化しつつありますけどね。

USリートは確実に良い投資物件に変えて来ているのに、この基準価格は正に割安なのです。
現在は全て配当金は再投資に回しています(底値買い)から、FRBが金利を下げて来る9月前には反転するのが楽しみです。