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「松無古今色 竹有上下節」 (松に古今の色なし 竹に上下の節有り)

2023年07月11日 00:09

「松無古今色 竹有上下節」 (松に古今の色なし 竹に上下の節有り)

本日の自作品

「松無古今色 竹有上下節」
(松に古今の色なし 竹に上下の節有り)
参考サイトより抜粋
https://mame-sadou.com/zengo-matsu
と、対句を含めての禅語となります。

原典では竹の句が先で松の句が後となっていましたが、伝わるうちに入れ替わったようです)

「色」は「変化」の意味なので、そのまま訳すと、

「松の緑は時が経ても変化することがない」

「竹には節により上下の違いがある」となります。
一つよく知られる解釈として、

・松の緑の不変は「平等」

・竹の節のあることは「差別
を対比する形で表しており、
つまり、
この禅語の教えることとは、

そのどちらかに偏るのでなく、

(例えば、なんらかの平等の権利を主張することに偏りすぎるのでなく、親子や老若の違いを受け入れることなど)

どちらの側面も自然としてあるものだから、
平等でありながら同時に違いが存在することを認める見解こそが真理であるということを表しているのだ、という解釈です。

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