官能小説、舞と雪(*⌒▽⌒*)

『弘とよしこの物語』

弘はベッドの中で遠い昔のことを懐かしく思い出していた

弘とまさことはすぐ近所
幼なじみ、お互い一人っ子だからか
まさこがまだ幼稚園の頃から
よく遊んだ(^-^)

まさこと弘の母親も昔からの知り合い
それでかお互い遠慮なく
家を行き来していた

弘はまさこの母親
よしこの出してくれる手作りおやつがいつも楽しみだった

それ目当てにまさこの家に行っているようなものだった

弘が中学生くらいになるとさすがに弘も男友達との時間も増え
まさこの家に行く回数は減った

いつも優しく綺麗な女性らしいよしこ
弘の憧れの女性だった
一緒に暮らしているよしこの夫に嫉妬したくらいだ

あれはまさこが高校入学の頃からだろうか？まさこの父親、よしこの夫が体調崩すようになり
よく会社休んで自宅にいるようになった

よしこはずっと専業主婦だった為
働きたくてもなんの資格もなく
なかなか仕事は見つからなかった

弘は剛とは高校入学を機に知り合い
性格は全く似てないのに何故か妙にうまがあい^_^;
いつも行動を共にしていた

剛は中学生の頃からすでに女好きで
経験豊富だった

おい、弘おまえさあ、真面目だからな、まだ女知らないだろ？どうだ？俺の女を一人貸してやろうか？童貞卒業したいだろ？

あ？えー！…いや、いいよ、俺は好きな人とやりたいからさ

はあ？好きな？いるのか？

う？うん…まあな…内緒だぞ

誰だ？どんな女だ？同じクラスの女か？

いやいや！まさか！同じ年代には興味ないさ

はあー？なんだおまえさあ年上ごのみかよ？

え…まあな…

なんだよ、熟女好きかよー、ははぁーっ！俺のオヤジと同じかよー

え？剛のおやじさんも？そうなんだ？

あー、そう、おふくろにはバレてるけどなあ、…ほらさ、おまえんちのすぐ近所に、美人のおばさんいるだろ？
名前なんていったか？着物似合いそうな色っぽいおばさんだよー

は！？…あ、よ、よしこさん？まさこちゃんのお母さんの？！

あー、それ！そのよしこだよ、オヤジのやつあーいう美人好きなんだよなー、スケベ野郎だからさあー、狙ってんの見え見えなんだよなあー、笑えるぜー！


…弘は胸がザワザワした、この地域では剛の父親は無類の女好きで有名だった、しかも経済面で困っているような女性をお金にものをいわせて無理やりかこっただの、乱暴しただのと噂まであった

ま、まさか？！よしこさんを？！…よしこさんとこ、病気がちでまさこちゃんのお父さんあまり働いてないしな…お金大丈夫なのかな？
よしこさん、変なことされないといいけどな…
なんとか俺が助けてやれないかな？
でもお金ないしなぁ…

弘はよしこの身の上が心配でならなかった、翌日、まさこちゃぁーん！居るかなあー？旅行土産もらったから持ってきたよ！と弘は用事にかこつけてよしこの家に行ってみた

あー？弘くんかい？悪いね、まさこは遊びに行ったよ、よしこもちょっと買い物と言ってさっき出掛けたよ、と
奥の部屋からよしこの夫の声がした

あ、はい、そうですか！いいですよ、お土産おいときますね、おじさん、またきますね、と弘

…まさか、ちょうどその頃、よしこが剛の父親と会っているとは思いもせずに…。