趣味は読書、ヒ・ト・リ・モ・ノ

一体、本当の自分とは何か。　
普通の人には、親しい人といる時間、社会的な人といる時間、一人の時間の三つがあるだろう。
そのどれが、本当の自分なのか。
僕には、二つ。
仕事している時間と、一人の時間。
圧倒的に、一人でいる時間が本当の自分である。
母と二人暮らしていた所を去って、五年以上。
今の、所に移って、訪う人は誰もいない。
親戚とも、古い友人とも疎遠。
かと言って、新しい人間関係を築いたりはしない。
万が一病気になった時、一人だと困る。
年を取って動けなくなった時、一人だと困る。
そんな保険のような気持ちで、誰かと一緒にいるのは、何だか理由として好きになれない。
淋しいからという理由なら、良さそうだが、これが淋しくないのだ。
元々一人っ子で、幼い頃は引っ込み思案、内気なところがあり、一人遊びのようなことを、よくしていた。
休日に、仕事の問い合わせの電話でもかかって来なければ、誰とも喋らない。
テレビに向かって突っ込みを入れたり、鼻歌を歌ったりするが、プライベートで他人と話すことは、ほとんど無い。
本を読んだり、映画のDVDを見たり、テレビを見たり。
一人で、気まぐれにどこかへ行ったり。
これを出会い系のログで書くのは、少しまずいが、性欲は年々落ちていて、まだあることはあるが、もちろん下降線。
でも、綺麗な女性を見るのは好きである。
一人慣れしてきて、暗闇への恐怖も、ほとんど無くなって来た。
逆に言えば、全てに対する感受性が衰えているのだろう。
幾つか持病を抱えているが、大病では無い。
こうなって来ると、出来るだけ現状維持で進むことが目標になって来る。
これは、案外、難しいのだ。