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15th Route 246 Part 28 新宿のホテルの一室で

2020年09月03日 00:15

15th Route 246 Part 28  新宿のホテルの一室で

新宿ホテルの一室で
二度ばかり乱交パーティー
ふけったことがある。

その怪しげなクラブ主催者
素人愛好者の集まりだと強調していたが
参加する女性
所詮セミプロのようなものだった。

このとき出会った若いOLにせがまれて
2度ばかり二人だけの「普通の」性交をした。
もっとも本人がそういうだけで
リモコンローター前戯代わりに使うような
アブナイ行為だったが。
その彼女が暴露したがパーティー主催者
やはりコミック誌などで
金銭を対価に女性募集しているのだった。
もちろん完全な素人もたまに飛び込んでくるが
それはめったにない、ということだった。
殆どが愛好者で占められるハプニングバー
一部のパーティークラブなどとはそこが違う。
ただしセミプロといってもなにせ「乱交」だから
よほど本人が淫らでない限りはつとまらない。
件のOLも本業以上に稼ぐものの
何人もの男のペニスを受け入れながら
アクメに達する瞬間は擬似恋愛になる。
その快感がたまらない、と言う。
この自称OLとの逢瀬
予想どおり短い間で終わった。
海外からの連絡も携帯不通になったから
いまどうしているかはまったく不明だ。
乱交パーティーのときから
かなり強烈で、卑猥だったので
その記憶は鮮明なのだが。

いま桃色の霞の世界から舞い戻ってきた
人妻とその友人は
乱交クラブ女性たちと違って
まったくの素人だ。
なのに、たちのぼるこの強烈な淫風は
プロやセミプロをはるかに凌駕していた。
美しく
落ち着いていて
しとやかなのは
実は見せかけだけ。
昼下がりのデパートをゆっくりと歩き
時に同世代の女性と談笑する
そのコスチュームの下には
原色・クロッチレスのTバック
穴あきや
Gストリングなどの
アブナイ下着をつけ
熟れた欲望を抑えられずに
しっとり濡らしているのが
むしろ普通の状態なのかもしれない。

そんな二人だから
本能を解放したときは
まさにすさまじかった。
いま少し前に「イク。イク!」を連呼し
二人同時に果てたはずなのに
まるで獲物を追い詰める猛虎のように
双眸をぎらつかせながら
じりじりとにじり寄ってくる。
その四つの視線は明らかに
休憩から立ち直りつつある
こちらのペニスに注がれていた。

まさに「攻守ところを変える」だった。
さっきはこちらが二つ並んだ美しい尻を
たっぷりと鑑賞しながら
人妻にはペニス
友人には二本、時には三本の
指を駆使して、激しく狂わせた。
手と性器の酷使で疲れてくれば
首を後ろに回して唾液を交換したり
うっすらと汗ばんだ肩を噛んだり
桃色に染まったうなじに舌を這わせたりした。
このころになるともはや二人とも
全身が性感帯になっているうえに
自分のほうが感じていることを
強調したがっていたから
手を突っ込む深さをかえたり
急にクリトリスをはさんだり
首筋を噛む強さを変えたり、など
少しばかり責めにバリエーションをくわえるだけで
競い合うようにイキまくっていた。

その反応が結構面白くて
たっぷりと時間をかけて楽しんだ。
「やらしい。あなたいつもこんな人としてるのね」
「あなただってしょっちゅうやりまくってるくせに。」
「あ。あ。だめ。」
「首が、首が感じる。」
「いやん。あたしにもキスして。」
お口だけじゃいや。あそこも。」
友人がせがみだすから、手を使いながら
クンニリングスを始めると
「私のもよおお。」
人妻がわめく。
「だめえ。あなたいつも舐めてもらってるでしょ。」
「でもいま舐めてええ。」
二人そろってクネクネとくねらす卑猥な尻を
入れ替わり立ち代り舐める。
一人を舐めると
一人が文句を言うような状況が
しばし続いたあと
強烈なコーラスとなって二人が飛んだ。
男として最高の瞬間でもあった。

なのに…
それがいま…
二人が果てたのをいいことに
ベッドボードにもたれて休んでいたのに…
大きなダブルベッドの足のほうから
二匹の全裸の雌の四足獣が
這いつくばってにじり寄ってくる。
正確には四足獣ではなかった。
二人ともなぜか憑かれたように
右手で性器をもてあそび、
愛液をぼとぼとと垂らしながらの接近だった。
逃げる気はなかったが
逃げ場はなかった。
異様な眼のぎらつきに反応するかのように
むき出しのペニスが天をつく。
デジャブ。
そういえば、この体勢は
かつてのセックスフレンド
よくしていたっけ。
もっともそのときの彼女
決まってぐっしょりと濡らしたTバック
くわえながらにじり寄ってきていた。
同じように片手で性器をかき回しながら…

友人が人妻愛液が塗りたくられて
てらてらと光るペニスにむしゃぶりついた。
一方の手で大きく口を開けた
性器をいたぶることはやめない。
一方人妻
べろりと舌なめずりすると
横たわるこちらの顔の上に
ベッドボードにむかってまたがってきた。
フェラチオ顔面騎乗の両面攻撃。
視界は人妻の手入れされた薄いヘア
下腹部でふさがれる。
刺激が快感苦痛のまぜこぜをよんで
たまらず「ああ」と声が出てしまう。
そのあえぎに触発されて
友人は
しゃぶる速度を速め
呑み込む深度を深め
吸いこむ吸引を強め
流れこむ唾液を増やした。

人妻はもっと舌を尖らすことをせがみ
腰を前後に動かすストロークを大きくして
こちらの鼻にクリトリス
ぶつかると悲鳴を上げた。
そして、もっとたくさん愛液をすすることを要求した。
口中に流れ込む、ぬるくて少し生臭い淫液が
吸いきれず、くすぐりながら
両方の耳に流れ込んでくる。
その愛液と同じ濃度の唾液
ぬらりと包まれるペニス
巧みな舌はときにこちらのアヌスをべたべたにする。
性器から大量の愛液があふれるから
シーツのあちこちが冷たく湿ってきている。
ぬちゃぬちゃ
べちゃべちゃ
じゅぶじゅぶ
ぴちゃぴちゃ
しゅぱしゅぱ
卑猥な濡れた効果音
「あああああああ」
「いやん。いやん。」
「もっと。もっと。」
「あ、そこ。そこよおお。」
「おいひい。おいひい。」
「大ひい。大ひい。これ大ひい。」
「のろが感じるよおお。」
「あなたほんとうにHなのねええ。」
「そっひこそ。そっひこそ。」
淫語のかけあい。

こんな音と鏡に映ったとてつもない映像が
二倍ではなく三倍以上の迫力で
興奮を押し上げる。
これはやばい、と思い出したとき
二人の体勢が入れ替わった。
この些細な中断で危く
放出から逃れることができた。

互いに相手の行為がうらやましかったらしく
するりと入れ替わると繰り返しが始まる。
少し異なる濃度と香り。
少し異なる口の動きと温度。
こちらも今度は手を伸ばして
人妻の膨らんだクリトリスをつまむ。
新たな刺激がまた急速に押し寄せ
我慢がつらくなってくる。
もうだめか。と思ったとき
口をふさいでいた友人ががっくりと倒れこみ
競うように人妻もごろりと身体を返した。
友人はこちらの口で、
人妻はこちらの指で
またもアクメに達したのだった。

かろうじて射精から逃れたペニス
挿入を望んでヒクつき出している…
出すのは私によ、の人妻の声が脳裏をよぎった。

(続く)

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