犯罪ギリギリ（妄想篇２)

俺の膝の上の少女は、無邪気なしぐさで振り向いた。
その表情がこわばる。
俺の顔に浮かんだ欲望に、気がついたのだろうか。
「お兄ちゃん……」
そう言って膝から降りようとする少女を、両手で捕らえる。
少女はじたばたと暴れようとするが、力では問題にならない。
両手首をつかみ、背中で縛り上げるのに、手間はかからない。
怯え、涙を浮かべた少女の表情も、俺の欲望の邪魔にはならない。
両手を忙しく動かせる。
少女の服のボタンを外し、チャックを下ろし、剥ぎ取ってゆく。
見る見るうちに晒される、白い裸身。
まだ、女体というには、細く、幼い肉体。
その体に襲い掛かる、俺の欲望。
少女の泣き声が、やがて喘ぎ声に変わる。
俺の欲望が、少女の体に撒き散らされてゆく。
汚れを知らない少女は、無理矢理「女」にさせられてゆく。
この俺の欲望で。