- 名前
- RYU
- 性別
- ♂
- 年齢
- 74歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- Hなおじさんではなく「おじさま」何回もはムリだけど 指で、手で、舌で、息で、言葉で、...
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2nd Narita Part 6
2016年07月26日 10:47
交わるためだけに空腹を満たす。
まるでそんな感じの夕食だった。
二人ともほぼ無言。
普段の端正さとは正反対に
唇をぬらりと舐める仕草が
ひどくいやらしい。
少し強めにひいたルージュが
厚めのステーキにむしゃぶりつくさまは
ダイレクトに行為を連想させた。
すでに出発したのだろうか
初老の中国人夫婦の姿はなく
かわりにこちら同様に
わけあり風のカップルがいる以外は
何ら変わり映えのしないレストランの光景だった。
つと顔をあげ、その視線が泳いだかと思うと
「ごめんなさい、トイレ。」と言って席を立つ。
これから始まる営みをおもいながら
歩いてゆく姿を目で追うと
向かい側のカップルも女性が席をたち
男性が取り残されてコーヒーカップを
所在なげにもてあそんでいる。
きっと同じように身体をつなげ
同じように悶えさせ
同じように悲鳴を上げさせたのだろう。
奇妙な連帯意識めいたものが生まれてきたが
男性はこちらの視線に気づいていない。
待つことしばし。
「お待たせ、行きましょう。」
の声がまるで開幕のベルのようにひびく。
エレベーターに乗る。
二人だけなのをいいことに
少し上気した顔をこちらにあずけて
ズボンの上からペニスを撫で出す。
その動きにあわせるように
スカートの下に手を入れると
布には当たらずに
いきなりぐっしょりと濡れた狭間に触れた。
確か、レストランに行く前の軽い愛撫では
紫のTバックにシミを
つくっていたはずなのに...
「脱いじゃった、トイレで。」
そう言いながら、
こちらの指を引きずり込むように
腰を揺する。
エレベーターから部屋までの廊下も
無人で殺風景だ。
そこを、二人が絡み合いながら歩く。
ひどく時間が惜しい。
明日のフライトは朝。
しばらくはこの狂気からも
別れなくてはならない。
ドアを開けるのももどかしげに
ライトをつけたままの部屋に転がり込むと
お互いの服を激しく剥ぎあう。
全裸のまままた窓のそばにより、
性器を窓に向かって押し広げ
ペニスを口に突っ込む。
もし整備ハンガーから見る人間がいたら
二晩続けてのショーにひどくよろこぶだろう。
でも、存外、こんな事は男女の間では
当然の行為なのかもしれない。
ハンドバッグからさっき脱いでしまった
しめった紫のTバックを
出させてつけさせる。
その頼りない布の下に手を入れて
クリトリスの横の
感じる部分をねぶりあげると
昨日より明らかに量の増えた愛液が
指を伝わって絨毯に落ちてゆく。
「そこ、そこ、ねえそこ弱いの。」
「じゃやめようか」
と指を引くと
「だめ、やめちゃだめ、もっと」と腰を押しつけてくる。
「ねえ、どうしてくれるのよう、こんなおまんこにしちゃって。」
「あした、このぐちょぐちょのおまんこ置いてっちゃうのよ。」
「またくる...そのときは、また地縛霊にとっつかまるんだろ?」
「とっつかまって、おまんこみんなにみせちゃうの。」
そういいながら
どくどくと吐き出すから部屋の中は
雄と雌のにおいでいっぱいになる。
Tバックをつけたままベッドに横たわせると
トラベルバッグからポラロイドをとりだす。
「撮るぞ地縛霊記念」
ポラロイドを出した時から
何をされるかわかっていたはずなのに
むしろ嬉しそうに足を開いた。
すでにとても役には立ちそうにもない
クロッチの部分には
シミが大きく浮かんでいる。
それどころか
とろりとろりとあふれ出て
しわだらけのシーツのシミになってしまう。
レンズを向け足を広げさせると
愛液の量はどっと増える。
フラッシュが光ると
ため息と身もだえが
ひときわ大きくなる。
フィルムがはき出される音に
「イク」
と言って反応する。
そのうち、自らの指でパンティをずらし
奥をさらけだすと腰を浮かし
ペニスを飲み込む形でグラインドを始める。
そして光るフラッシュと
シャッターの音にあわせるかのように
つきだしたままの形でオナニーを始める。
ベッドの上に散乱するとんでもない写真。
それを見ながら、ぐっしょりとぬらし
どくどくとはき出しながらオナニーする姿...
これだけ狂ったように交わってきたのに
まだ枯渇しない欲望に自ら驚きながら
Tバックをずらして
いきりたったペニスを根本まで突き刺す。
その後は
「もらしちゃうよお」
という悲鳴と
「垂れちゃうよお」
という愛液のにおいと
うなじに垂れる汗とアルマーニのまじわった香りと、
「おまんこ、おまんこ」
という連呼。
ぐちゃぐちゃと
卑猥な音をたてながらかき回す指。
愛液を飲み込むのどの動きと
アヌスの周りを舐める
舌のぬちゃぬちゃという音。
身体をいれかえて
お互い舐めあう姿を写した鏡の残像と
つながったままおしりを向かいあわせた
アクロバチックな体位。
這って逃げるそぶりをを
後ろから突いての交合。
そして
挿入したまま宙ぶらりんにさせて
部屋中を歩きまわる...
まるでこれがこの世の終わりの交合のように
狂気のシーンが繰り広げられた。
そして最後にくるクライマックス。
「イくよ。イっちゃうよお。おまんこおお」といいながら
絨毯のうえもかまわず
思いっきり漏らし
ほとばしらせる。
卑猥なポラロイドが散乱するこの狂気の部屋での宴に
こちらもたまらず、どくどくと吐精してしまう。
その時...
性器が飲み込みきれなかった精液を垂らしながら
ほぼ別世界に飛んでしまっている女の口から、
とんでもない言葉が
おそらく無意識でとびだした。
それは
「由香さん」
と言ったように聞こえた。
「何?」
と思いながらも、あまりに激しい行為の余韻が
さめるまでには十分ほどを要した。
息がおさまり口づけを交わし
ポラロイドを二人で見ていると
はや発情を再開している様子だ。
それをおさえこむように努めて冷静に
「誰だい?由香って。」
びっくりしたように
「やだ私、そんなこと言った?」
という。
なお、問いつめると
目が再び淫乱に輝いてくる。
「この間、海行く前にレストランでトイレ行ったでしょ。」
「あのとき、トイレでオナニーしちゃったって言ったよね。」
「声も、ぐちゃぐちゃって音も聞かれちゃった。」
「聞いたのが鏡の前にいた由香さん。」
その時
「すてきな声ね。私も感じちゃったわ。」
「て言ってほてった私にいきなりキスしたの。」
「すごかった。その後二人で個室に入って…」
「パンティ脱いで舐めあっちゃった。」
「時間なかったから二人ともすぐイっちゃった。」
「残念だったけどそれでお別れかと思っていたら…」
「今日またレストランで。向こうも二人連れ。」
「で、私がトイレに行くと由香さんも入ってきて...」
「で、名前も電話もお互いにわかったの。」
「今度は個室の中でおまんこにおもちゃ入れらた。」
「またお互いのパンティを脱いでしゃぶりあいながら…」
「あっという間にまたイっちゃったわ。」
「あなたがいない間、私、由香さんといっぱいするの。」
「明日もう会う約束しちゃった。」
「ねえ いいでしょ、女どうしなら。」
「そのうち改めて紹介するね。」
そう言いながら
こちらとは別の行為に思いをはせている様子で
再び愛液をにじみ出させながら
オナニーを始めてしまう。
おそらく半分は女同士のテクニックを思いながら
車の助手席で見られながらオナニーし
何度も極みに達していたのかとふと気づき
すさまじい女の性にまたとり残された思いがして
それでも未練たらしくまだ精液を飲み込んだままの
性器をかきまわし、吸い付いていった..
いま乗っているこの飛行機は
整備ハンガーから引き出された時に
「飛行機がおまんこにつきささるう」
と叫ばせた機体かもしれない。
その機体の中で、ぐったりと疲れ
何か腑に落ちない思いを抱いたままの男が
地縛霊をふりきるかのように
成層圏めがけて駆け上がっていった。
そしてこの由香なる女と再会し
その再会が妖しい彩を添えるとは
そのときは思ってもみなかった。
(この項 終わり)
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