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4th Taipei part 5

2016年07月10日 22:13

4th  Taipei  part  5

窓の外が白み出す。

狂おしい営みの場となった部屋の中には
雄と雌の身体から立ちこめる香り…
休むことなく求め続ける怪しく絡まる
二つの身体から発せられる音…
夜も昼もなく
とどまることのないあえぎ声…
部屋中のあちこちに
脱ぎ散らされた下着の濡れた原色…
…に満ちあふれていた。

とろとろと休んでは
また始まる交わり。
乾くことのない
クリトリスピアスの周辺。
常に濡れそぼり
てらてらと光るペニス
固くとがり
しこったままの乳首
脱色した髪の下で
桃色に染まっている耳たぶ。

もう恐らく二度と
身体をかわすことはない
という暗黙の了解は、
限界をはるかに越えた欲望
次々と呼び起こしているようだ。

男はなるべく深く挿入しようとし
女はなるべく奥へと導こうとする。

固く抱き合っているのに
さらに強く引き寄せようとするから
二つの裸体は汗まみれとなり
シーツを濡らし
そのシミのうえに
さらに濃厚なシミが垂らされてゆく。
そして二つの努力の波長が
同期したとき
同時に痙攣が襲い
愛液精液をほとばらせながら
別の世界に飛んでいってしまう。

こちらのペニス
強く押しつけらたまんこ
そのふくらんだクリトリス
まとわりつくピアス
ペニス根本
痛さを伴った刺激を与える。
精液はもうほとんど枯れ果てているというのに
快楽は衰えることを知らない。

水を飲み、ようやく息を整え終わる頃には
ねっとりとしたフェラチオが始まり
もう次の行為へと突入していく。
「もっと、もっと欲しいの。」
「もっと狂いたいの。」
「ねえ、舐めて。舐めて。おまんこ。」
「入れて。突いて。大きいの。奥まで。」
「見て。ねえ見て。こんなに濡れちゃったおまんこ。」
オナニーするの。見てて。ピアスを。」
「おいしい。おいしい。私のおつゆがついたちんちん。」
指入れて。かき回して。」
お尻の穴にも指がほしいの。」
「噛んで。噛んで。思いっきり。」

…まるで狂人のうわごとのように
次々とくり出される卑猥そのものの言葉。
なのに、かすれた声と
不思議なハーモニーを醸し出して
決して聞き苦しくないのは
どうしてだろうか?
いつもからは信じられない早いペースで
佇立を始めるペニス
勢いづけられるように
フェラチオの速度が速まる。
性器の狭間をさらけ出して
大きく広げられた太もも
がぶりと歯を立て、容赦なくかみつき、吸う。
白い太ももの下に流れる
薔薇色の血が
たちまちそこに凝縮し
桜色の卑猥な模様を
うっすらと浮かび上がらせる。
痛さがかえって
鋭い刺激となったのだろう、
「あかん。」といいながら
身体を震わせ大量に噴きだしてイッてしまう。
糸を引いて流れる愛液を舌ですくい取って
唇をあわせながら
再びいきり立ってきたペニス挿入
「シルシをつけといたよ。」
といいながら、腰を激しく動かす。
少しも衰えることのない力で突き上げ
目を大きく見開いて
その瞬間を迎えようとする・
淫乱
だが美しさと
豊かさを増した表情ゆえに
急速に襲いかかってくる何度目かの快楽

ドクドクと脈打ち
極みに達しても
もはや吐精できないくせに
それでもなお陵辱を続ける
男の身体。

ヒクヒクと痙攣
極みに達しても
なお愛液を垂れ流す
女の身体。

ひとつになって
獣の交わりの極みに共に達しながら
「うわあ。」

「うおお。」
という叫びが部屋中に響き渡った。

なのに…
身体を離していた時間は
一時間もなかった。
のろのろと起き出して
二人してバスルームに入る頃には
もう惰性のように次の行為が始まる。
浴槽に湯を張る時間を
惜しむかのように
互いの身体に石けんを塗りたくりあい
身体と身体をこすりあう。
そのうち、双方の片手が
下方に伸びていって
一方の手はペニスを、
もう一方の手はピアス
性器のはざまと
アヌス
くねくねといじり始める。

明らかに、シャワーの湯とは違う手触り。
明らかに、シャワーの湯より熱い手触り。

そんな、ほとばしりがどくどくと流れだし
またも太ももを伝わりだしている。
「また、垂らしてるよ。」といいながら
クリトリスピアスを引っ張り
石けんのついたアヌス
指を差し込むと
「感じるよう。」
と言って腰をくねらせる。
「いいんだよ、思いっきり漏らして。」
そういうと
「意地悪」
と言い
「あかん。」
と叫び
失禁しながら
登りつめてしまった。

タイルに跳ね返る
じゃあじゃあ、
と言う音に
すさまじい興奮が襲い
荒淫のために
中途半端な硬さしかなかったペニス
いっきょに天を突いた。
当然のように後ろを向かせて
片足を浴槽の縁にあげさせ
ぶすりとつきさした。
もとより
ここで果てる気はないから
軽く腰を動かすだけなのだが、
失禁した恥ずかしさが
ひときわ快感を呼ぶのか、
おまんこ、すごい。」
と言いながらあっけなくイッてしまった。
くたくたと崩れ落ちそうになる身体を支えて
湯を張り終えた浅めの浴槽に
たおれこむように身を沈める。
ため息をつきながら、
しばしはおとなしくしていたが
次の瞬間にはまた、
フェラチオが始まっていた。
両足を浴槽にかけさせ
浮力を利用して腰を持ち上げる。
潜水艦が浮上するように水面に現れたペニス
ちろちろと、蛇の舌で舐める。
お返しに身体を翻して、同じ体勢をとらせて
まんこを舐めあげる。

湯あたり寸前でこんな戯れの行為を切り上げて
ベッドに移動する頃には
ますます別れの時が近づいていた。

(続く)

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