ＢＰＤの彼女 ６

こう書くと彼女との交際は辛いものだったと思われるかもしれませんが、全くそんな事はありません。むしろとても楽しいものでした。
前回の日記にもあった通り、彼女は自身の過去についても包み隠さず話しますし、スキンシップも豊かです。
９９%楽しいだけに、どうして残り１％がこんなに切ないのか？
たったそれだけの事がどうして治らないのか？
やるせない気持ちになりました。

そのただ一点は浮気癖。
彼女は突然淋しさに襲われると、どうしょうもなくなります。その保険にたくさんの男がいます。僕は六人衆と呼んでいましたが、３０前半から５０代まで、職業もガテン系からサラリーマン、大手の企業の部長さん、顔もスタイルも様々でした。彼女は大勢の男に囲まれて、刹那の恋愛もどきに包まれる事で淋しさを埋めていたのかもしれません。
さらに、親しくなくと、恐ろしい「試し」が待ってます。
LINEで話してると、「この前、◯◯君と会ってね。エッチした。」何度かこういう事を聞くとまたかという気持ちと、何故隠そうとしないのかという、やりきれない気持ち、僕が淋しさを埋められなかった残念な気持ちで一杯になります。
ある時、僕の方から「もう、やめよう。」と連絡したところ、「分かりました。私は捨てられたと解釈します。」と返事が来ました。捨てられた？まさにＢＰＤの典型だと思いました。

色々とＢＰＤの方のブログや心理学をききかじって、今の僕には彼女のメンタリティーを理解できます。

彼女はどうしょうもない虚無感と寂寥感に苛まれて、日々戦っています。埋めても埋めても埋まらない淋しさ。誰かこの淋しさを埋めてくれないのか。探し回っています。ダメな私を支えてくれる資格者を探しています。色々酷い事をしても、見捨てないで、自分を支えてくれる人を。恐ろしい「試し」に耐えられる男を。
そして、「試し」は無意識に、悪意なく、突然に行われます。そして、限りはありません。

彼女は、自分の性格と諦めていますが、ＢＰＤについて理解してくれて、気をつけてくれたらと思います。