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冬の彼方へーーープロローグ

2014年12月28日 04:02

はぁー…っ
思わず顔に冷たさを感じて目を覚ました…。
何時だろう?
美紅はうっすらとしか開かない目をこすりながら、枕元の時計に目をやった。
時刻は6時10分を指していた。
「もう少し、このまま布団にもぐっていようかな…」
何時もなら6時半頃に目を覚ますのだが、この日は部屋の冷気がいつにも増して顔を覆っていたのだろう、頬と鼻先に手をやると、自分でも、顔が冷たい空気で冷やされているのがわかった。
もう少し…と思ったのもつかの間、美紅は起き上がることにした。
冬の寒さはこれから本番、まだまだこの位で、負けないように、体が冷えるのならいっそもう起きて、部屋を暖房で暖めることにしよう…!
無意識パジャマの上からブラのつけていない自分の胸に腕組みをするような形で身震いをした瞬間、
美紅はその柔らかな胸の突起が反応で少し硬くなったのを感じた…
美紅は気持ちを切り替えて、パジャマの上からフリースパーカーをはおり、2階の寝室から1階のリビングに下りていくことにした。
リビングのドアを開け中に入る。ファンヒーターのスイッチを押し、しばしその前でうずくまり、冷たくなっていた顔と手をかざし、手が少し温まるとその手で顔をさすった。
その後美紅は自分の胸にその手をやり、硬くなっていた突起を両方の手の指で再び触れてみた。
触れているうちになんとも言えない気持ちになり、下の大切な部分がツン、と熱くなるのを感じるのだった…。
部屋にエアコンはあるのだが、つけていると頭がのぼせることがあるので、基本、美紅は朝はエアコンを使わない。
暖まって体も少しほぐれたのはちょうど6時半を回ったところだった。まだ夫は起きてきていない。
美紅と夫、如月達也は、もう何年も前から寝室を別にしている。
2人とも仕事をしていて、帰ってくるのも、眠るタイミングも違う他に、美紅には夫に触れて欲しく無いという決定的な嫌悪感から寝室を同じくするのが嫌なのだった。
朝のコーヒーをたてるのに、美紅はコーヒーメーカーをセットし、スクランブルエッグウインナーを用意して出来上がりを待った。
テーブルには2人分のモーニングの用意、後はパンをトースターで焼くだけだ…。

このウラログへのコメント

  • けろ 2014年12月28日 13:21

    う~ん、このセックスレス夫婦ですが、何かのはずみでアブノーマルなセックスに目覚めるのでは?(・・;)

  • ジョシュア 2014年12月28日 13:46

    > けろさん

    コメありがとうございます(^_^)
    この先はどうなることでしょう…
    ストーリーは風まかせです…

  • goodlooking 2014年12月28日 14:57

    おぉぉ 物語仕立てになってるんだね

    この先が楽しみ

    イメージの写真を載せるといいね

  • ジョシュア 2014年12月28日 15:02

    写真ですね!そうですね!!
    なんかいいの探してupします!アドバイスありがとうございます

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