趣味は読書、気分はプータロー

仕事帰りに、久々に書店に寄り道。
「年収100万円の豊かな節約生活術」という新刊の文庫本を、衝動買い。
僕にはどうも、下降志向というものがあって、華美よりは質素に惹かれるようた。
著者は、僕より二つ年長だが、ほぼ同世代。東大経済学部を卒業して、一時就職したが、30歳で退職してから、約20年プータローをしているという。
この本を手にするまで、著者のことは全く知らなかったが、初めて文章の中にプータローという言葉を見つけた。著者が、神奈川県出身なのも、親近感が持てる。僕も40年近く神奈川県に住んでいたから。
僕が、高校を出て、浪人生活をしている頃から、プータローという言葉が仲間内で、時々聞かれた。
進学も就職もせずプラプラしているのを「プータロー」と言った。
僕も、大学に籍はあったが、3年生頃から、全く授業に出なくなり、バイトをしては、遊んでばかりいた。
成り行きで、職を転々としたが、気分は今でも、プータローのようなものである。まだ読み始めたばかりだが、同世代のある側面が、主張されている。
僕の世代には、このような感覚や側面があるのも、事実である。