異常 ２

好奇心旺盛で集中力が高くのめり込みやすい夫は、感化もされやすかった。
最初はSNSに私の写真を載せた。
その為にベビードールや拘束具を購入した。
それを着けて写真を撮り掲載した。
SNS内のブログはすぐに上位にランクした。

私達夫婦は次のステップに進むことにした。

カップル喫茶デビュー。

カップル喫茶とは、夫婦恋人などのカップルで同伴必須のお店で、入口で入会と身分証明が必要。
バーでドリンクを飲んだり、カップルスペースでセックスを楽しんだり、別のカップルのプレイを鑑賞したり、逆に見せたりする。
カップルスペースはカーテン等で仕切られているが、カーテンの開閉状態はそれぞれのカップルに一任されている。

そしてフリースペース。
広いスペースに複数のカップルが入れる。

そこでは相互鑑賞、気に入ったカップルが居れば声をかけてスワッピングも可能。

カップルスペース、フリースペース共に入る時は裸、もしくはバスローブ着用がルール。私服はＮＧだ。
コスプレも多数揃っている。


しかしながらお店はスペースを提供しているだけなので、１回目はカップルスペースで少し遊んでフリースペースに移ってみたが誰も居なかった。

ただ、カップルスペースのカーテン越しに聞こえる声やうっすら見える別のカップルの姿は私達を刺激した。

２度３度と通ううち、フリースペースで他のカップルと一緒になることも増えてきた。

凝視はしないものの、お互いのプレイを見せ合うことで、興奮したし、相手に見せつけるプレイスタイルにもなってきた。

相互鑑賞は体験することが出来た。
しかしその店では次のステップには進めそうに無かった。
若い２０代のカップルが多く、私達が気後れしていたというのもあった。

私達は別のカップル喫茶に行くことにした。

そこはマンションの一室。
普通の奥さん風のママさんが居て、接客してくれるアットホームな店で、リビングルームではホームパーティの様に別のカップルと向かい合わせで座り、皆でテレビを見て雑談をする。
こちらもカップルであることが必須だ。
入店後すぐにバスローブに着替えてリビングでくつろぎ、気が向けば隣の遊び部屋に移動するのだが…
ここで私達は衝撃を受けることになる。