居酒屋日記-エアXxX

まあ　なんていうか・・・

マスターとしちゃったわけで・・・


「ゆうこちゃん」

「はい・・・」

「社長には・・・」

「ああ、ちあきには話しましたよ・・・」

あ、一応　念のため

ちあきは社長でもなんでもないですから・・・

一応　立場的には後継者候補に入るはずなんだけど

表向きは　情けない御子息になってるので

とうの昔に後継者候補から外されてて

まあ　はまれば　すごいんじゃないかと思うけど

外したら　間違いなく会社潰しそうだし・・・


「なんて？」

「なんもなんも・・・ただ・・・」

「ただ？」

「マスターのえっちの詳細聞かれました・・・」

「あう」

「予想通りのつわものだなって感心してました・・・」

「あうあう」


いつも通りに居酒屋業務

昌美さんが来てないのが気になるけど・・・

あれが3日前だから　3日来てないわけか・・・

ドアが少し開いて　そこから昌美さんが顔を出す・・・

「ふーさん　ちょっと　いい？」

「ん、おう、ゆうこちゃん　ちょっと店頼むよ」

「あ、はい・・・」

マスターが外へ出ていく


「やっと仲直りか」

「そうなんですか・・・？」

「うん　今回は3日か、早かったな」

どうも　数日喧嘩が続いて

最後は　昌美さんが謝って終わりってことみたい

「なんだかんだで　好きあってるわけだしな」

「ふーん、でも　よかった・・・」

うん　ちょっと安心した・・・

「ところで　ゆうちゃん」

「はい・・・？」

「マスターが居なくなったとこで頼みがあるんだけど」

「なんですか・・・？」

「見たいものがあるんだよ」

「見たいもの・・・？」

「うん　そうなんだ」

「ぱんつとか言ったら高いですよ・・・」

「いや　ぱんつとかじゃなく」

「裸とかだったら　高いうえに殴りますけど・・・」

「うわ　まじに殴られそうだ」

「うん、あ、場所によっては蹴るかも・・・」

「いや　見せて欲しいものってのはね」

「はい・・・」

「エアフェラが見たいんだけど」

　　
　　
　　　
　　
　　　
　　　
　　　
　　　
　　　
　　
　　
　　
　　　
　　　
一瞬　固まったよ・・・

エアフェラって何・・・？

エア・・・

空気・・・

なにそれ・・・？


「あ、エアギターって知ってる？」

「えっと・・・」

「もしくは　空気椅子」

「えっと、あ、ああ　わかった・・・」


つまりは　なんていうかな　空フェラ？

でも待て・・・

自分のフェラ顔ってどうなんだ・・・？

あほっぽくない・・・

ぱんつ見せるよりある意味恥ずかしくない・・・？

「どう　お願い出来る？」

「えっと　ちょっと待って・・・」

「早くしないとマスター帰って来ちゃうよ」

「えっと　ちょっと待ってて・・・」

わたしのフェラ顔を一番よく知ってる人に聞くのが早い

携帯とって　ちあきに・・・

『はいよ、なんだい？』

「あのさ　わたしのフェラの時の顔ってどんな感じ・・・？」

『何を突然？　話が見えんけど』

「あのね　エアフェラって知ってる・・・？」

『エアフェラ？　うーん　ああ、エアギターのフェラ版か』

「そうそう　でね　困ったことに」

『自分の顔がわからないと？』

「うんうん・・・」

『君　今　店だよね？』

「うん・・・」

『マスターは？』

「今　外に出てる・・・」

『なるほど　状況は理解した、で質問の答だが』

「うん・・・」

『見せられるレベルっていうか　見たら立っちゃうじゃないかね？』

「わかった　ありがと　うん　30分後くる？　わかった」

どうやら　みっともないもんじゃないらしい・・・

って　いうか　何気にやる気になってるし・・・

「どう　見せてくれたら　みんなで2杯づつおごるよ」

「そんな飲めないから　旦那におごってあげて・・・」

「いいけど　その場合　条件があるし」

「なに・・・？」

「せっかくおごったの残されたら嫌だし」

「うん・・・」

「もし　旦那が飲みきれなかったらさ」

「うん・・・」

「この4人に　本フェラしてくれる？」

おっと　そうくる・・・？

まあ　半分は冗談で言ってると思うけど

たちの悪い人たちじゃないし・・・

でも　即答したわたし

「いいよ・・・」

「えっ、いいのか？」

「うん　いいよ・・・」

「旦那　何飲んでるっけ？」

「生ビール・・・」

「生　8杯だよ？」

「うん　いいよ・・・」

交渉成立で　4人集めて・・・

さあ　想像しろ　わたし・・・

今　わたしの目の前に　ちあきのがある・・・

手を添えて　目を閉じて・・・

袋に手を添えて　口を少し開く

先っちょを舌でペロペロとして・・・

うん　今日に気分は　いきなりパクじゃなく・・・

横を愛おしむようにちゅっちゅっ　ぺろぺろ

上に反らして　裏側を下から上へレロレロ・・・

そして先っぽを唇に

唇をこじ開けるように・・・

この場合　自分で押し込むんだけどね・・・

口の中に含んで・・・

首をこう　うん　前後に動かして・・・

うん　で、時間がないから・・・

出たことにして・・・

ごくんと飲み干して・・・

吸うようにお掃除フェラでフィニッシュ・・・


はあ・・・　なんか　感じてきちゃったよ・・・

少し　放心状態のわたし・・・

「そろそろ　戻っておいでさ」

聞き覚えのあるっていうか・・・

毎日聞いてる声に現実に引き戻される・・・

「えっ、あ、なに　なんでここにいるの・・・？」

「いや　面白そうな予感したんで　早めに来た」

「あう、見てたの・・・？」

「えっ、旦那さん？　いや　これは」

「あ、違うんだ　いや　これは」

「ああ、気になさらず　状況は理解してますし」

「えっ、いや　そんな」

「それより　欲情しちゃってません？」

「えっ、いや　それは」

「いやいや　お体は正直なようで」

なるほど・・・

わたしも世界に入っちゃったけど

みんな意識してか無意識か　股間を押さえてたり揉んでたり・・・

「まあ　とりあえず席に戻りましょう

マスターも戻ってくるだろうし」

「そういえば　マスター遅いな・・・」

「さっき　見かけたよ」

「そうなの？」

「うん　泣いてる昌美さんをなだめてた」


マスターと昌美さんも帰ってきてそして　

4人から生ビールサービス

うん　8杯なんて普通飲めないよね・・・

みんな　なんか期待しちゃってるし・・・

でもね・・・

ちあきって　お酒も　ある意味おばけなんだよ・・・

一気飲みで2杯・・・

はたから見たらハイペース

ちあきからしたら　マイペース

あっと言う間に7杯・・・

そして　8杯目・・・

これに要した時間　1時間・・・

「どうも　ごちそうさまです」

「あ、いえいえ　あの」

「はい？」

「さっきのことは　マスターには」

「ええ　心得てます」

なんか　変な会話だ・・・

そして　4人　なんだかんだと理由つけて

タクシー呼んで　帰ったけど・・・

みんな方向ばらばらなのに・・・

間違いなく　行ったなあ・・・

いいなあ・・・　さっさといけて・・・

早くバイト　終わらないかな・・・

だってさ・・・

目の前にちあきがいるわけで・・・

さっき　想像してたのが・・・


目の前にいるんだし・・・

でも　朝までお預けかな・・・

だってさ　生8杯飲んだあと

焼酎ロックで飲み続けてるんだもの・・・

今夜は無理でしょ・・・

はい・・・

　　　　　　　　　　　　・・・欲情しながらバイト中です