- 名前
- イチゴちゃん
- 性別
- ♀
- 年齢
- 43歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 嫌がらせを受けていたのでコメント返しませんが それでもいいという方仲良くしてください...
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作文を読ませてもらって
2012年12月12日 03:06
残業でずっとお仕事していたのですが、
11時を過ぎたころ、携帯が鳴りました
電話をしてきたのは、いつも行く施設の施設長さん
「あやちゃんが、県のコンクールで特別賞を受賞したのよ
本人は恥ずかしいっていうんだけど、圭子ちゃん読んであげて」
残業で納期も迫ってるので、時間がないのですが
一所懸命書いた作文です。読ませてもらうことに
会社にFAXで送ってもらい、コーヒーを淹れ
ゆっくり目を通しました
原文のまま書きますね。
「私の憧れ
私は今、施設で生活しています。
母は私が生まれて間もなくいなくなり
父とは中学2年まで一緒に生活していました。
父は母がいなくなったうっぷんを私に幼かった私に当たり
私は虐待を受けて育ちました。
もちろん、いない母を恨んだり
暴力をふるう父がいなくなればいいと、毎日思っていました。
中学1年で、私は妊娠と中絶を経験しました。
父に乱暴を受け、心も体もすごく傷つきました。
当時の私は、誰にも相談できず
まただれも私を気にとめませんでした。
私もそれを苦と思わなかったし、誰にも相談しませんでした。
今暮らしている施設には、NPOの方に紹介されて
入ることになりました。
施設で暮らす人たちは、両親を亡くした人や
私と同じように虐待を受けていた人、
家族はいるけれど諸事情で施設にいる人など
いろんな人が暮らしていました。
施設に入ってから、しばらく私は誰とも話さず
また誰も私に話しかけてきませんでした。
ですが、私に無視されても何度も話しかけてくるお兄さんがいました。
(お前が無視するのはかまわないよ。
まあ、俺の話を聞いてくれ)
いつもそう言って、今日あった面白いことや
どこに出かけて綺麗な景色を見たこと
こんな美味しいものを食べたなど
普通の人がはなすであろう話を、毎回毎回
私がいくら無視しても話してきました。
およそ1カ月ほど、毎日毎日不定期の時間に施設を訪れ
いろんな話をしてくれるうちに私はだんだん笑えるようになりました。
くだらないことを、いかに面白く話そうかとしている姿がおかしくて
また、その話を毎日聞いているうちに、いつしか私は毎日
お兄さんが来てくだらない話をしてくれるのを心待ちにするようになりました。
お兄さんは休みの日に、彼女を連れてきて私に紹介してくれました。
お兄さんの彼女はとても綺麗で、私にいろんなことを教えてくれました。
髪型のセットのしかた。
ちょっと早いけど、お化粧のしかた。
背丈が似ているからと、服をゆずってもらったりもしました。
私はこの2人がとても素敵で、大好きでした。
ですが、1年もたたないうちにお兄さんは交通事故で亡くなりました。
少しずつみんなと話せるようになっていたけれど
それをきっかけに私はまた誰とも話さなくなりました。
お兄さんが亡くなって1カ月くらいしてから
お兄さんの彼女がまた施設に来てくれるようになりました。
お姉さんは変わらず私に話しかけてくれ
私はまたすこしずつ、話すようになりました。
あの時の私は対人恐怖症だったと思います。
父に受けた虐待や乱暴が怖くて
よく夢をみたりもしました。
そのことを私から話したのは、お姉さんだけでした。
お姉さんは、何も言わず
私を決して見下したりもせず
ただただ、いつも私の頭や髪をなでてくれました。
彼氏を亡くして辛いのは私にもわかるのに
お姉さんはいつも、私を笑顔で受け入れてくれました。
今から2年ほど前、施設で事件が起こりました。
私の父親が、日曜の夕方に私を引き取りに施設に突然やってきました。
私は父親への恐怖で体がかたまり
父は私を無理やり引きずって連れて行こうとしました。
施設の人たちは、ほかの子供に被害がないように子供たちを守り
父親を説得しようと施設長さんやスタッフさんが懸命に話しかけていましたが
父親はそれを聞かず、私を外まで引きずって行きました。
また辛い時間がやってくる恐怖で、私はたまらず大声で助けを呼びました。
そこへやってきて、父親にものすごい勢いでとび蹴りをする人がいました。
それは、いつも優しいお姉さんでした。
(お姉ちゃん、助けて)と言う私に
(妹を離せ!)と叫ぶお姉さんは、父親に一人で立ち向かい
取っ組み合いをして戦ってくれました。
髪を引っ張られたり引っかかれたり
服も破れて下着もちぎれ、お姉さんは胸が見えてしまっても
私を助けようと、何度も父親につかみかかりました。
(あやこ!逃げて!)のお姉さんの声で、私はとにかく逃げました。
怖くて怖くて当てもなく逃げました。
何時間たったかわからないころ、私は施設近くの高架道の下でうずくまっていました。
通る車や通る人が怖くて、震えているところに
服も髪もぼろぼろになったお姉さんが私を探しにきてくれました。
(お父さん、追い払ったよ。思い切りやっつけたからもう来ないよ)
そう言って笑いかけてくれたお姉さんに、私は泣いてだきつきました。
服も下着もやぶれて裸の部分が見えているのに
綺麗な髪もぐしゃぐしゃになってお化粧もとれて
スカートは壊れたらしく縛ってあるままで
私を探しに来てくれたお姉さんは、私のヒーローでした。
引っかかれた傷で綺麗な肌は傷だらけになって
手や足や顔から、血が出ていました。
痛いはずなのにお姉さんは
私をおんぶして施設まで戻ってくれました。
お姉さんはいつもと同じで優しく
ごめんなさいと言う私に笑顔でした。
私はこんな優しいお姉さんみたいになりたい。
私は誰かのために動ける人になりたい。
だから、沢山勉強して大学に行って
お姉さんのように強くなると決意しました。
そう決めてからようやく今、大学進学が決まりました。
まだお姉さんには報告していません。
今度、お兄さんのお墓参りに行くときに
お兄さんとお姉さんに報告しようと考えてます。
高校生が書く作文には見えないと思いますが
私が今書ける精一杯の表現で書きました。
だから、私の憧れはお兄さんとお姉さんです。」
これを読んで、私はしばらく涙が止まりませんでした。
これからも強く生きて行ってくれたらいいな、
そう思いました
このウラログへのコメント
素晴らしいですね、私も涙が止まらない。
お兄さんもお姉さんも何より彼女の気持ちが
文章と写真のギャップが、、、
仕事、頑張ってください!
素晴らしい
その子はすごい愛情をいちごちゃんに感じたんだろうね♪
感動しちゃったよ♪
お初。久々にいい女発見。
やっぱりログ読まないとわからなね。
イチゴさんは本当にいいお姉さんなんですね!
写真の胸に飛び込みたい横島な僕です。
さすは俺の愛$です
絆…
おはよ!素晴らしい話ですね
人を救うとは正にこれだと思う。
天国で彼氏がきっと褒めてくれてるね
電車の中で泣いちゃった…恥ずかしいや。
人のために真剣になれるって素晴らしいですね。
心と心は通じ合える事を、改めて教えて頂けました
写真とログの内容が違いすぎる
共通点はどっちも素敵ってことだね
そうなんだ。あやこちゃんのお父さんに立ち向かえる勇気って見習いたいね。残業、頑張ってね。
凄いね、頑張って欲しいね、お姉さんもかっこいいしステキだな
これは泣きます
ほんとにヒーローみたいでかっこいいです
アッパレ!
感動しました。
メールしようと思いましたが
感動しすぎて内容がメチャメチャに(汗)
貴女はすごい!
あなたには、いつも思い知らされます さぞお兄さんも喜んでいるでしょうね作文載せてくれて
ありがとう。
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