月に一度の愛人ー四夜目(前編）

会社を辞めて

芋川さんとは会社的には無関係になったわたし

会社を辞めたら

芋川さんとの愛人ごっごも終わっちゃう

そう芋川さんは思ってたみたいで

会社を辞めても続けますって言ったら

喜び過ぎってくらいに喜ばれたけど

ほんと　長くは続かないから・・・

ただ　続く限りは　芋川さんの良い愛人でいようって思う

辞めるときに渡された芋川さんのマンションの鍵

好きなときに来てくれていいって意味らしいけど

会社を辞めたからって

気兼ねなく自由になるわけじゃないんだけどね

まあ　この鍵を返したら終わり

明確な　終わりの形が出きるわけだから　いいか

とりあえず　今日は

夕飯を作って芋川さんをお迎え

うん　これって　本式な愛人っぽいよ・・・

料理の下準備をして

シャワーを浴びて

お迎えの準備は完了

あとは　芋川さんが買っておいたって服を

・・・

可愛い服だと思うけど・・・

40過ぎのわたしにこれを着て待てと・・・

AKB48じゃないんだから・・・

AKB48じゃなくて　AGE44なんだけどね・・・


何かちょっとだけ・・・

芋川さんの欲してるものと

わたしがしてあげたい事にズレが生じてる気が・・・


「ただいま」

「おかえりなさい・・・」

「うん　今日は可愛い格好だね」

「そう　褒められて嬉しい・・・」

確かに可愛い格好だし・・・

さすがに自分で買うには・・・

ちあきもさすがにこういうのはね・・・

基本的にちあきが買うのって

実際に着て外出出来る服が多いし・・・


「えっと・・・」

いきなり抱きしめられて押し倒される・・・

「ちょっ、いきなり・・・？」

「ダメかな？」

「ダメじゃないけど・・・何かあったの？」

「あったと言えば、ないと言えば・・・」

「そっか・・・うん・・・」

玄関でえっちか・・・

時々　ちあきがするな・・・

あと軟禁された時か・・・

あの時は　そのまま　輪姦されたっけ・・・

どっちにしても・・・

って　一緒にしたら怒られそうだけど

気持ちよかったといえばよかったし

まあ　3人掛かりより1人の方がよかったってのも

如何なものかと思うけど・・・

一枚一枚中途半端に脱がされ

ネクタイは緩めて首に巻きついたまま

ブラウスは前をはだけて

あ、ブラはなし・・・

なんか着けてて欲しかったみたいだけど

スカートは片足だけ脱がされて膝にまとわりついて

紐パンは　片方だけ解かれて太ももに巻きついて

廊下に仰向けに足を開いて寝転がるわたし・・・

かなり　恥ずかしい格好だ・・・

キスをされ　体を撫でられて・・・

「あっ、ああん・・・」

気持ちは準備OKだから・・・

素直に感じてしまう・・・

廊下のひんやりした感じが心地いいかも・・・

「あんっ、あっ、いい・・・」

玄関に体を向ける形で上になる・・・

「あんっ、あ、鍵・・・」

「鍵？」

「鍵・・・閉め忘れてる・・・」

「そうか」

「誰か来たら・・・見られる・・・」

「見られたら見られたでいいよ」

「あんっ、それ、まずく・・・ない？」

「大丈夫だよ」

「でも・・・あう・・・痛い・・・」

胸を強く掴まれる・・・

やっぱ　なんかあったな・・・

「いや・・・あん　だめ・・・」

「まだ　いくな」

「えっ、はい・・・ああん」

なんだろ・・・

何かに取り憑かれたみたいな・・・

「いくぞ　」

「あん、あ、はい・・・」

「一緒にだぞ」

「あん、はい・・・」

いつでもいけるよ・・・

でも　何で今日は・・・

「あ、いくっ、い・・・」

ドクドクと中に・・・

「はあ、はあ　よかったよ」

頭を撫でられる

「わたしも気持ちよかった・・・」

数分　そのままの体勢で廊下にいて・・・

「芋川さん・・・」

「うん？」

「本当は何かあったんでしょ・・・？」

「うん　僕には関係ないんだけど」

「そっか・・・とりあえず」

「うん」

「シャワー浴びて　食事・・・」

「そうだな」

何があったのか・・・

とりあえず、シャワーして　食事して・・・


　　　　　　　　　　　・・・後は寝物語で