恋の裏表

恋に裏表があるの後存知か？

モノゴトには裏表がある、
なら、恋にあって当然だろ。

エッ、

ビックリしたろ。
ワタシはそんなことない、
おまえはそう思う、

そう思うおまえがもう、裏表だ。

タダ、気づかないだけだ、終わった後に気づく。

モノゴトの裏表は知っているわな？

わからない？

おまえはどこまでアホなんだ。

いいか、表は、光が当たる方が表だ。
つまり、家で言えば玄関は表、裏は勝手口。
このくらいはわかるわな。

顔が表、背中は裏、
掌が表、甲が裏、

正面が表、背面が裏。

正社員が表、派遣社員、フリーター、アルバイトは裏、

幕末の藩兵は表、高杉の奇兵隊は裏、
ブルボン王家の傭兵は表、ナポレオンの義勇軍は裏。

ここまで言えば、も、おわかりであろ、

おまえの不倫の恋は、裏に決まってるだろ。ギャハハハ

問題は、恋の裏表になにだ、どう違うかだろ。

こいうことだ、
モノゴトにはなんでも、ルールがある。
タダし、表の世界のハナシだ。

裏の世界はアウトローだろ。

たとえば、高い代金で正規品を買うわな、
もし、欠陥や瑕疵があれば、思いっきり、文句を言うわな。
売る方も、平謝りにおまえの言い分を黙って聞く。

ところがジャンク品や海賊品はそうはいかない。
ま、掴まされたおまえがバカだった、そういうハナシだな。

裏の世界はルールはない、
弱肉強食がルールだ。

恋だって同じだろ。
恋の弱肉強食？

おたがいリング外で恋をしてるんだ、
愛を騙って欲のユメを取り出そうとしてんだ。
愛を語って心を吐露しようとしてんだ、

心の吐露も欲の夢も、同時に成り立つってコトだ。
おまえはこのことが理解できないだろ。

なぜなら、裏表がわからないからだ。

ルールがないとこでは何でも成り立つってコトだ。

つまり、ジャンク品でもホンモノでも一緒に売られているってことだわな。
ホンモノに当たればホリダシモノ、ジャンク品に当たれば、つかまされた、になるわな。

つまり、表でジャンク品に当たっても、損害賠償は認めてもらえるってコトだ。

ま、わかりやすく言えば、
おまえがアホなかぎり、いつまでもジャンク品をつかまされるってコトだ。
裏に、損害賠償なんてあろうはずもないだろ。
泣き寝入りか、死だろ。

ワタシの彼、イイ人よ、
決してそんな人じゃない、
ワタシの彼はヒダリキキなだけよ、

いつも言ってるだろ、男はやりたいだけだ、って。
おまえの荷物なんぞ、背負うことなどハナっから考えていない。

男はタダ酒ただ食いが大好きな生き物だって。
お代はハナっから考えていない。
後はどうやって逃げるか、だ。
それは、愛の言葉で、逃げる。

ところが、表ではそうはいかない。
監視員と警備員がいるからだ。

うんで、戸籍という手錠を填められる。

家庭というの牢獄にぶち込まれる。

おたがい、裏の自由な世界を満喫したい。

牢獄では、憎み合い、
突然の客の訪問に、作り笑顔が間に合わない。

ヒトはどこまでも自由を求める、
どこまでも、裏の世界にユメとキボー、
欲たかりのユメとキボーを馳せる。

ジャンクでもイイ、まがい品でもイイ、ホンモノなんか入らない
ワタシの止めどもない恋心を満たしてくれるなら、なんでもイイ。
ワタシの彼はヒダリキキ、

こうみると、恋の裏の世界も何かと気ぜわしいな、ギャハハハ


オレか、表の恋に相手にされないもんでナ、
悪女には股裂かれ、魔女にはチンポの皮を剥かれ、鬼女には牙剥き出しのまんこにアタマをかじられる。
これがたまらんのよ、
ギャハハハ