偽善

偽善はほとんど気づかれない。

偽善ってわからないで話していることがほとんどだ。

ま、カッコいいことはほぼ偽善てことだな。
社交辞令、挨拶、100％偽善だろ。

ヒトから偽善をなくしたら、生きていけないだろ。
偽善はヒトが社会生活、ま、世間というジャングルで生きるのには必需品だわな。
これがあるため、無用な誤解やトラブルが表面上、避けられる。

心に刃を抱いて
あなたの多幸を祈ってます。

胸に煮えたぎる想いを抱いて、
おまえの将来に期待している。

これがストレートに言葉にしたら、血みどろの殺し合いになるだろ。

偽善は殺し合いを防ぐ手立てだ。

殺し合いは防げても、心の殺し合いは終わらない。

人は心でできているから、心が収まらないと
顔も収まらなくなる。

偽善がないと生きていけない悲しい動物だが、
偽善は反面、心を蝕む、

うんで、心が蝕まれるとか顔も蝕まれる、
そのうち、感情も蝕む。
新鮮な感情は消え、反応しなくなる。


誰も自分を偽善者と思っていない。
素直でイイ人間だと、ほとんど考えている。

誰も、自分を悪人だと思っていない。みな、善人だと思っている。
であるから、自分を偽善者だとはどうしても思えない。

しかし、ヒトは、偽善者でなけれ生きられないば悲しい生きもであることを、知らない。
こういうオメデタイモノはほぼ間違いなく、偽善者になる。

困ったときに必ずおまえを助ける、と言って、
戦場になったら、一目散に逃げる。

彼は偽善者だが、しかし、責められない。

つまり、
おまえも立派な偽善者だが、誰もおまえを責められない。
おまえの偽善を責めれるのはおまえしかいない。

しかし、それが偽善と気づかなければ、ノウノウとして羞じることがない。

おまえの偽善とは、偽善と気づかないことだ。

であるから、おまえはいつもイイ人で誰からも愛される善人になる。

イイか、ここが大事なことだ、
この世には悪人はいない。
悪人とは結果の問題だからだ。

この世に悪人で生まれてくるものは誰もいないからだ。
言い換えると、おまえはいつもイイ人で善人だ。

しかし、いつしか、神の気まぐれで悪人になる。
おまえは気づかないから、善人のままだ。

おわかりか？

おまえも、よその人もおまえの悪人に誰も気がつかない。

うんで、立派なこと、カッコをつけたがる。

おまえも、そしてだれも、偽善に気づかない。
完全犯罪に近い。


悪人とは、心があるからヒトは悪人になる。

人間はこのことがわからない。

偽善者のおまえはこのことを認めようとしない。


オイ、心とはナ、悪でできているんだぜ。

ギャハハハ


オレか、悪の皮を被った天使だ、ギャハハハ