欲望という名の電車

おまえがな不幸になるわな、なんでだかわかるか？

おまえがナ、貧乏になるわな、なんでだかわかるか？

おまえがナ、病気になるわな、なんでだかわかるか？

ギャハハハ、

あんなあ、
世の中は原因結果で成り立っている、
こんなコトわかっているわな、
しかし、わかっていない。

いつも引き合いに出す釈迦だが、釈迦に申し訳ないが、
日本人は釈迦を大きく誤解している。

釈迦はナ、科学者なんだぞ。
エッ、

知らないだろうが、
BC500年以上も前に、相対性理論を言っている。
タダ、アインシュタインみたいに数式でいわなかったから、
言葉で言ったから、誰も理解しづらい。

釈迦もアインシュタインも時空が、伸び縮みするといっている。
ジクウ？
ギャハハハ、むつかしいなあ
オレもわからん、

ま、ニュートンの万有引力が成り立っていることは、
釈迦の因果応報が成り立っているってコトだ。

親の因が子に報い、というアレだ。

うんだから、
おまえの不幸は、おまえの過去に原因があるってことだわな、
不幸の原因は、科学だ。
ならば、シアワセも科学になるわな。

運？

科学を否定すると、運になる。
ま、そういうことだ。

言い換えると、神には運がないが、
アホなおまえは運だらけ、ってことだろ。

うんだから、
神の目から見ると、おまえが誰かに出会うことは、必然。
おまえのアホな目から、奇遇。
そんなハナシになるわな。

そこで、
シアワセになりたい
いい男と出会いたい、

むつかしいことじゃない、
シアワセに向かう電車に乗ればイイ、
そうすると、必ず、幸せ駅に着く。
これって、科学だろ。


問題は、
おまえにとって、どの電車も、幸せ駅に向かう電車にみえるってコトだ。

ところがギッチョン、
神の眼からみると、そうではない。ま、奇遇と必然のハナシだわな。

も、おわかりであろ、
おまえのアタマを捨てることだ、
残念ながら、おまえのアタマでは、必然はムリだ。

どうやって？

簡単だ、
おまえの夢とキボーを捨てればイイ、ギャハハハ

おまえのユメとキボーは楽しい、人生の目的と快楽は全部ここにあるようにみえる。

しかし、ユメとキボーは
おまえを、欲望という名の電車に乗せる。

ブランチが夜更けに一人で、鏡に向かって、
ユース、ユース、youthと、叫ぶ姿は、
鳥肌が立つ。

ブランチは乗った電車を間違えたばかりに、娼婦になった。
しかし、男どもは過去のブランチは知らない。
鏡に映ったブランチの顔に、怪しげに皺が浮き出ている。

ユース、youth、youth、

ギャハハハ

オイ、おまえの乗っている欲望という名の電車は、どこへ向かうか知ってるか？


オレか、銀河鉄道に乗って、

トモダチのカンパネルラとオンナ買いに行くとこだ、
魔女が嫉妬に駆られて箒でどこまでも追いかけてきやがる、

オンナ？

天女だよ、ギャハハハ。