- 名前
- みえだ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 53歳
- 住所
- 神奈川
- 自己紹介
- 愛猫によく脚などを、舐められています。年齢の割には若いです。ミニスカートかショートパ...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
残り香
2011年05月22日 13:46
夜勤の日はさえぐさ君と一緒に仮眠していた。
院内ではパフュームなどの香りが強いものと、マニキュアはNGになっているが、彼に抱かれていると、懐かしい香りがする。
明け日は彼と帰宅。
『みえさん、一緒に暮らしてもいいですか?』
改まってさえぐさ君は言った。2人で暮らすには間取りは問題ないが、いいのだろうか?返答に迷った。
『嫌ではないけど…』
この先の言葉が続かない。あれこれ考えながら、気にっているお香に火を付けた。ほのかな香りを楽しみながら、彼に何と言おうか考えていた。
『あまりにも急で、ダメっすか?』
『いつ来てもいいように、荷物置いていいよ』
これが精一杯の返答だった。実質一緒に暮らすことを、OKしたことになる。
『よかった!後で荷物取りに行って来ます』
さえぐさ君は安心したようで、私を抱きしめた。胸の中にすっぽり入ると、いつものムスクの香りがする。
『ねぇ、パフューム付けてるの?』
『これっすか?ボディーソープですよ』
『私、好きだな、この香り』
香りに酔い痴れるがごとく、ずっと抱き合っていた。もちろんキスも交わしながら。
『みえさんは何のパフュームかな?』
『同じのにする?』
『うん!』
母性本能をくすぐられる、彼には。
『急いで荷物取って来るんで、寂しいかも知れないっすけど、待ってて下さいね』
数分でスーツケースを持って戻ってきた。何のことない、車に既に積んでおいたらしい。
『ただいまぁ』
『お帰り』
『ずっと一緒にいたいから、急いだんすよ』
『あはは』
『ブランチは後にして、みえさんを食べよっ』
私を抱き抱えてベッドに寝かせ、そのままお互いに求めあった。もちろん彼の香りにも酔っていた。
このウラログへのコメント
> シマさん
言葉が少なくても、心で通じてます。居心地、最高です
うーん
残り香ってイィよね~
遅レス失礼しました
> ゆっくん。さん
コメ頂けるだけで、感謝ですよ
コメントを書く