- 名前
- 吟遊詩人
- 性別
- ♂
- 年齢
- 71歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 貴方が厳しい社会や東京に振り回され、耐え難い寂しさや孤独感、性欲に苛まれた時、また出...
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物語=不倫女と男の密談
2011年03月17日 11:55
ユキ、話は分かった。
お前のことだ、仕事も頑張りと負けず嫌いで、がむしゃらやるのだろ。
でもな、お前のことを想うからいうんだけどな、
出る釘は打たれるだし、真面目な者が馬鹿を見る社会だから、無闇矢鱈とがむしゃらに仕事をしてもダメだし、全身全霊で働いてもいけないんだよ。
疲れ気味なんだから、自分の身体を大切にしてくれよ、俺の身体でもあるんだからナ。
俺の女になったんだろ、俺のオマコなんだぞ、お前は俺のものなんだから、大切に扱えよ。分かっているよな、二人の一々は二人にしか分からないんだからナ。乳房も乳首も、御万個と花びらも、穴も、みんな俺が悦びを上げるからナ。
それに、いつも言ってるだろ、人々と、特に女が社会の「枠組みに閉じ込められている」と。
そのとおり、日本は国民統制が徹底した国と社会だから、社会上層者の意志と本心しだい(政治的発言と内心は違うから)となっていて、下が何をやってもダメなんだ。
俺らのような下の下だったら尚更で、頑張ろうが、普通に働こうが、手抜きをしようが、職場も地域も社会もよくすることはできないんだ。
だから時代閉塞といわれてるんだ。
家庭だってそうだろ、それが原因でお前と俺が出会うことにもなったんだろ。
だからナ、いい職場や社会にしようとしたら、人々の活力が失われ「手抜」のような状態が広まることだけが、誰の目にも社会のシステムを変えなければダメなのだと分るようになるだろう。
社会が硬直化して動かなくなって、みんなが気付くことになるんだよ。
例えばゴミの分別だってそうだ、日本ではみんながルールを守ろうとしているだろ、外国先進諸国でも信じられないほどらしいよ。
ドイツだったか、個人家庭の負担が少なくなるような合理的なシステムを取っていて、日本ほど個人家庭の労力で分別している国はないそうだ。
日本の主婦はゴミ分別のために牛乳紙パックを洗い、食品トレーを洗い、アルミ缶を潰し、新聞を梱包し、ペットボトルの蓋を分別し、スプレー缶に穴を開け、などなどという具合だろ。
その水の消費や労力や神経を使う精神的負担など、その社会全体のロスは馬鹿げているほどで、そんな「決まりごと」「社会ルール」によって、主婦と人々の行動と活動と意識(考え方)が、規制され、統制され、縛られ、閉じ込められ、ているんだろう。
つまり「社会の枠組みに閉じ込められている」と言ってるわけだよ。
事実神経を使う精神的負担もばかにならない。
自分が住む地域でゴミ分別を怠ろうものなら、奥様たちの噂網で悪評を流されて村八分にされかねないんだからナ。
非難するような人々の目が恐ろしくもなり、常に他人を気にして精神を病む契機ともなりかねない。
だからさ、真面目な者が馬鹿を見る社会だからナ、ほどほどに、だぞ。
現代人の愛と人間らしさや、男らしさ、女らしさは、電脳世界とそこからうまれる秘密の虚構現実と虚構人間・男女となる以外に、何処にもないんだ。
それほど社会の枠組みに閉じ込められているんだよ。
本当の男と女になれるんだから、そこに俺らの本当の愛があって身体と心が結ばれてってることは分かるだろ。
秘密の愛を守ることで、お互いの心の支えとなっり、自分の心と命の支えとなっているんだろ。お前を離さないからナ。
俺ら二人の秘密を守るんだぞ、周りが見えなくなるほど熱くなるな。
俺らの本当の愛を無くしてしまうことになるからな。
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